本荘修二「明日をつくる女性起業家」

神森真理子ジャパントラディショナルカルチャーラボ社長
「日本の文化を通じて人々の生活をより豊かに」

2014年06月23日(月) 本荘 修二
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ジャパン トラディショナル カルチャーラボ株式会社
代表取締役社長・神森真理子(かみもり・まりこ)さん

東京都世田谷区生まれ。小学時代の大半をベルギーで過ごす。パリ第三(ソルボンヌ)大学で映画・アートビジネスを学ぶ。慶應義塾大学文学部卒業後、松竹に入社。カフェグルーヴを経て、マーケティング支援会社でマーケティング・PRを担当しつつ、日本文化・食・アートの魅力を発信するイベント企画・プロデュース・執筆・講演などを多数手掛ける。独立し、ジャパントラディショナルカルチャーラボ株式会社 代表取締役に就任。+ART CLUBのメンバーとして「食とアートの会」を企画・運営。フードアナリスト1級、ワインエキスパート、利酒師。
ブログ:「神森真理子の『食を!アートを!日本文化を!楽しもう』
オンラインメディア連載:Bimajin『和な美 -wanna be- 』、MYLOHAS「大和撫子のための和文化のいろは
コラム等寄稿:日本酒を楽しむスマホマガジン「酒ゼミ」、東京旅行ガイド「Time Out Tokyo」(食の紹介など)。

これから楽しみな素敵な女性起業家の方に経営コンサルタント・多摩大学客員教授の本荘が話をうかがう本連載の第十六回は、日本の文化・食・芸術を伝道し、教育やイベント企画、商品開発などを展開するジャパントラディショナルカルチャーラボ株式会社の神森真理子社長の登場です。

ビジネス視点で日本文化に絡むイベントを企画

ジャパントラディショナルカルチャーラボ(以降JTCL)を創業する以前から、長期にわたり日本文化に関わるイベント・お稽古会の開催、日本文化関連の企画・コンサルティング、啓蒙活動・情報発信など様々な活動を展開してきました。

当社の法人向けのサービスとしては、金融機関・旅行会社・百貨店・ホテル・飲食店・メーカー・ラグジュアリーブランドをはじめとするクライアント企業様の会員様向け企画を支援させていただいています。

また、団体・協会様向けの日本文化企画のご依頼も増えています。先日は、GAISHIKEI LEADERSという外資系日本法人のエグゼクティブのコミュニティよりご依頼いただき、和魂洋才をキーワードにされている皆様に、料亭で和食の作法を学ぶ企画を実施させていただきました。

老舗企業様との取り組みにも力をいれています。享保年間(1716年〜1735年)に創業した老舗企業数社様が、継続的にお客様とつながる企画を開催しているのですが、二年後には創業300年を記念し大きな感謝祭を計画中です。

この他、神田明神様の文化事業「明神塾」のような神社様の企画などにもご協力させていただいています。

日本文化の専門家は少なくないが、ビジネスと結びつけた企画・運営で秀でた人はあまりいない。満たされていないニーズを捉えていると言えよう。

一般消費者に近づく和の商品を

和のものに気軽に触れるはじめの一歩として、商品の企画・プロデュースをしています。

慶長元年(1596年)創業の東京の老舗酒舗 豊島屋本店様と当社が共同企画開発し、音楽業界で活躍する著名なアートディレクター信藤三雄氏が全体デザインを手がけた純米大吟醸酒「笑酒来福」(しょうしゅらいふく)を、2014年1月に発売しました。日本酒をあまり飲まないお客様、海外のお客様にもアピールできる1本を目指した新感覚の日本酒です。500mlのスタイリッシュなボトルは贈り物としても喜ばれています。日本酒ファン層の裾野を広げる取り組みに力を入れ、日本酒の新しい選び方・楽しみ方を新しい顧客層へ向け提案するブランドとして丁寧に育てています。

また、気軽に毎日楽しめる和のアクセサリーをプロダクトデザインのプロフェッショナルのトミタ・ジュンさんデザインで、当社がプロデュースしています。着物を毎日着るのは大変ですが、アクセサリーなら身近に感じていただけます。桜と千鳥という和のモチーフのアクセサリーを、まずは国内の、そして海外のお客様へ向けてとつくっています。7月、京都で開催予定の「GION SALONE〜和の革新〜」でも展示、販売予定です。

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