「SXSW 2014」で感じた日米の差---米国の優れた起業・イノベーション環境と日本の挽回策を整理する

日本勢の活躍

SXSWのトレードショウには、この数年日本のベンチャーが頑張って出展している。今年は大企業も合わせて15社が出展し、気を吐いた。

東大発のベンチャーAgICは普通のプリンターで紙の上にプリント基板が作成でき、来場者の関心を強く引いていた。科学技術の振興という意味で、セグウェイ等の発明で有名なディーン・カーメン主催の「FIRST」と同様に役立つ。

通常、基盤を作るだけでも数時間またはオーダーして数日間以上かかるものを2分程度で作成可能だ。プロトタイピングやエデュケーションでの活用がターゲットになる。また、ペン型の基板形成マーカーも紹介しており、手軽に基板を作ることができる(こちらを参照)。

SXSW2014トレードショウでは、日本のパワードスーツ(外骨格型)の搭乗型ロボットが大変な人気を呼んだ。沖縄高専のメンバーからなるスケルトニクスで、彼らはロボコンでの優勝をきっかけに搭乗型ロボットを開発した(こちらを参照)。

著者作成

改めて、最初に説明した日米製造(IT関連)大企業の競争力変化の図を見ていただきたい。戦後数十年続いた驚異の高度成長期を経て、1980年代には日本企業が世界一になったかのような気分に浸っていた。

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