[アイランドリーグ]
愛媛・弓岡敬二郎監督「新加入・正田(元ヤクルト)は先発も視野に」

急務の投手陣再編

 18日現在、愛媛は11勝22敗2分の最下位。首位・香川や2位・徳島からは大きく水を開けられ、高知にも抜かれてしまいました。この低迷はひとえに監督である僕の責任です。守りを重視した堅実な野球を目指し、失策数こそリーグ最少の24個と面目を保ったものの、肝心なピッチャーのチーム防御率はワーストの4.07。先発、抑えの役割分担が明確にできないまま、ずるずると来てしまいました。

 負けが込み、最下位の可能性も出てくると、選手たちには「勝たなくては」との思いが余計に強くなっていきます。これがかえって力みにつながり、結果が出ない悪循環に陥っているのは明らかです。それでも何とかテコ入れして、チーム状態を上げるのが監督の仕事ですから、力不足を痛感しています。

 最大の誤算はエースの小林憲幸に続く、先発ピッチャーを確立できなかったこと。ドミニカ人左腕のミゲル・サンフレールがまずまず試合をつくってはいるものの、他のピッチャーは計算が立ちません。最終手段と考えていたベテランの河原純一にたびたび先発を託さざるを得ない状況です。

 また抑えはミッチェル・ウィルハイトが期待外れでした。ボールに力はあるものの、ランナーが出ると慌ててソワソワしてしまい、自滅を繰り返す……。これでは大事な場面を任せられません。先発での起用も試してみましたが、やはり走者を背負った場面でのピッチングは不安定でした。

 広島から派遣された育成選手の辻空も防御率6.20と芳しくありません。彼を最初に見た時はボールの勢いが素晴らしく、経験を積めば化けると期待していました。ただ、実際にシーズンが始まってみると、腕の振りに思い切りがなく、コントロールもばらついています。

 原因は技術よりもメンタルの問題が大きいのではないでしょうか。アイランドリーグで数多く実戦で投げられることをプラスにとらえ、もっと1回1回の登板を大切にしてレベルアップに励んでほしいと感じます。