「伝え方」から「伝わり方」へ---さらなる発想の転換は「脱・コミュニケーション」!?

大方のことは、「伝える」という行為の中で決着する

コピーライターの佐々木圭一さんの『伝え方が9割』(ダイヤモンド社)が爆発的に売れていると聞きました。確かにどこの書店へ行ってもたくさん並んでいます。もちそん、わたしも読みました。

中身は、凄くわかりやすくて、いい本です。一般のビジネス書として売れているのも頷けます。一方で、この本が50万部を突破するということは、それほど多くの人が「確かに、伝え方次第だよな」と納得しているということです。いったいなぜ、それほど多くの人が「伝え方が9割」だと思うのでしょうか?

わたしたちはいつも人を動かすために、特定の意図をもって相手に何かを伝えています。

家庭で、奥さんや旦那さんに言いますよね。

「醤油ちょうだい」「リモコンとって」「お茶」

付き合っている恋人にも伝えます。

「ご飯行かない?」「結婚してください!」「もう別れよう」

商談でよくある場面です。

「時間をください」「ご提案させてください」「買ってくれるまで帰りません」

そうそう、うちの4歳の娘も、何をどう伝えればわたしが自分の意図通りに動くのかを日々、学習しています(^^ゞ。

わたしたちは、物心がついた頃から、人を動かすために言葉を使い、自分の考えや欲求を伝える方法を学んできました。おそらく例外なく、人は毎日の生活や仕事の中で、何かを「知らせ」「提案し」「お願い」しています。また誰かに「依頼」「指示」「命令」しています。そして、大方のことは、この「伝える」という行為の中で決着していくのです。

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