得意手は「先送り」!?海江田代表への不信膨らみ地盤沈下止まらぬ民主党

「民主党が無くなった場合、残念と言う人はまずいない。ざま見ろと言う人は少しいるかもしれない。だが、大半の人は『あぁ、そう』で終わるだろう」

民主党幹部は参院議員OBからこう言われ、返す言葉がなかった。

この言の通り、民主党に対して国民は失望を通り越して無関心になっているのに、党を変えようという動きが広がらない。「代表が海江田万里さんのままでは次の国政選挙を戦えない」という認識ではほぼ共通していても、誰かが行動を起こすと消極論が相次ぎ、消えていく。そんなことを繰り返している。

民主党は再生するのだろうか?

海江田降ろしの策練る「名代会」の5人

海江田は昨年7月26日、惨敗を喫した参院選後に開かれた両院議員総会で自らの進退について、次のように語った。

「2015年春の統一地方選に向け、1年後までに結果が目に見える形が出なければ、代表の立場をお願いすることはない」

その1年後とは今年7月だが、今国会が22日に会期切れを迎えることから、金曜日の20日が事実上の会期末。この日までに事が起こらなければ、海江田体制は少なくとも来年4月の統一地方選まで続くことになる。

こう読んだ、党の現状に危機感を抱く民主党議員は5月下旬から動いた。

岸本周平ら当選1、2回の衆院議員が先月21日、党代表選出馬に必要な推薦人数を現行の20人から10人に引き下げるよう求める署名活動を開始。前外相の玄葉光一郎は同25日、地元の会合で「海江田氏が言行一致の責任ある行動を取ることを期待している」と踏み込み、今夏の辞任を促した。

元外相・前原誠司は今月7日、読売テレビの番組で「民主党は今のままでは国民の期待は戻ってこない。大きな家で野党再編をまとめるという意志を持たなければならない」と語り、日本維新の会を分党して新党を結成する大阪市長・橋下徹との合流について「(確率は)100%」と言い切った。出演後は海江田について「野党の遠心力を求心力に変えていく努力が足りない」と厳しく批判した。

前原や玄葉の背後には、「名代会」と呼ばれる非公式な会合が存在する。首相、閣僚経験者ら民主党幹部の代理人として情報交換している衆院当選3、4回の議員5人による会合を指している。そのメンバーは次の通りだ(カッコ内は、本人と関係が深い民主党幹部)。

大串博志(前副総理・岡田克也、元財務相・安住淳、玄葉) ▽近藤洋介(前首相・野田佳彦) ▽小川淳也(前原) ▽階猛(元環境相・細野豪志) ▽鷲尾英一郎(前防衛副大臣・長島昭久)

彼らは衆院赤坂議員宿舎などで頻繁に会合し「海江田降ろし」の策を練っている。

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