高橋洋一「ニュースの深層」
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日本の予選突破可能性は12%!? W杯ブラジル大会のデータ分析を試みる

2014年06月16日(月) 高橋 洋一
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サッカーのワールドカップが始まった。日本代表は初戦のコートジボアール戦に1-2で敗れたが、本当の勝負はこれからだ。これから1ヶ月間、7月14日の決勝までの長丁場であるが、寝不足と体調管理には気をつけて楽しもう。

4年に一度のワールドカップの期間中、世界中は熱狂し、労働生産性が落ちるのは当たり前だ。日本では日頃サービス残業をしていることもあり、この時期の遅刻などは大目に見てもらいたいものだ。

筆者は1968年メキシコ五輪で日本が銅メダルを取った時のサッカー少年であって、役人の時はサッカークラブに属していた。しかし、そんなのは遠い昔の話で、今では素人ファンにすぎない。その素人がワールドカップで書くとなれば、データを使った優勝予想だ。

五輪のようにGDPでは説明できないW杯の行方

2012年7月30日付けの本コラムで、ロンドン五輪の各国の金メダル獲得数は、GDPの大きさで比較的よく説明できると書いた(→こちら)。そこでは、2000年代における3回のオリンピック(2000年シドニー、2004年アテネ、2008年北京)における金メダル獲得数とGDP総額の相関係数は0.73であること、GDP総額のほかに、開催国かどうか、旧共産圏かどうかの要因を加えると、(重)相関は0.84と高くなることを書いた。

国際サッカー連盟(FIFA)のホームページに過去のワールドカップのデータがあるが、五輪のようにGDPでは説明できそうにない。

オリンピックメダル数とGDPの関係は、経済学の教科書にも書かれているぐらい有名だが、ワールドカップとの関係はあまり知られていない。大手の金融機関では、もちろん商売のネタになるので、ワールドカップの予想を公表しているところもあるが、そのモデルはよくわかっていない。

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