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気をつけろ!人民解放軍が「中日戦争」に動き出した 中国はまず神戸から攻めてくる
暴走する習近平を誰も止められない〔PHOTO〕gettyimages

5月24日、公海上を飛行していた自衛隊機に、中国の戦闘機が異常な近距離まで接近した。挑発行為をくり返す中国が、いざ開戦に踏み切ったとき、攻撃対象に選ぶのは、意外なところだった。

狙いは二つの潜水艦工場

神戸は坂の多い町である。

'95年の大震災後、以前のような風情は薄れたとはいえ、瀟洒な異人館が並ぶ山の手は、いまでも観光客のにぎわいが絶えることはない。

坂を上りながら、ふと振り返ると海が見える。家族連れもカップルも、その海の近さと景観の美しさに驚きの声を上げる……。

だが、そんな美しい街に、静かに「照準」が合わせられようとしている。

「もし、私が中国人民解放軍の軍人であれば、早い段階で神戸を攻撃の対象としますね」

このように語るのは、ある海上自衛隊の幹部である。

震災から立ち直り、平和そのものといった町の風景からは想像もできない剣呑な話だが、この幹部は真顔でこう答える。

「もし仮に日本が中国と戦争状態になったならば、海の上が主戦場になる。制空権と制海権のカギをにぎるのは言うまでもなく、空母やイージス艦、そして戦闘機ですが、もう一つ重要な役割を果たすのが、潜水艦です。そして、日本で軍事用の潜水艦を建造している唯一の場所が神戸なのです」

多くの人が行きかう神戸駅から、歩いてわずか数十分ほどのところに、2つの工場がある。三菱重工の神戸造船所本工場と川崎重工の神戸工場だ。現在、海上自衛隊の潜水艦はこの2つの工場で製造されている。

昨年、川崎重工の工場で行われた、最新鋭潜水艦「こくりゅう」の進水式を見学したという軍事ジャーナリストの井上和彦氏はこう語る。

「神戸は、幕末に軍艦奉行の勝海舟の進言によって、江戸幕府が海軍操練所を置いたところです。つまり、海軍発祥の地であり、その伝統が脈々と生きています。海軍の造船所といえば、呉や佐世保をイメージする人も多いですが、もっとも複雑で精緻な技術を要する潜水艦の製造はいまでも神戸で行われています」

このように神戸の2工場には、世界トップクラスの技術が存在するのだ。

「だから、警備はものすごく厳重です。潜水艦において重視されるのは、敵哨戒機や艦艇に探知されないための『静粛性』ですが、その面で日本の潜水艦の性能は世界一と言われています。原子力動力艦には及ばないまでも長期間水中に潜航し続けることができ、世界最大にして最強の通常型潜水艦として、現時点では中国の潜水艦とは比較にならないほどの性能の差があります。インドやオーストラリアといった、中国との摩擦を警戒する国々は、羨望のまなざしで見ていますよ」(井上氏)

前出の海上自衛隊幹部は、現在でもこのような軍事技術を持つ工場の周辺では、「活発な中国の諜報活動が行われている」と語る。

「基本的に彼らがほしいのは、設計図などのデータとノウハウ。だが、いったん戦争が始まって、長期戦になるとわかれば、造船所の破壊工作に出る可能性もあるでしょう」

元町の中華街で肉まんをほおばったり、港町らしい洒落たバーでカクテルを傾けたりしている神戸っ子たちは、まさか自分たちの町のすぐそばに、世界最高レベルの技術が収斂し、軍事関係者たちの注目を浴びているとは思ってもみないだろう。

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