中国
改革開放35年間の「ウミ」が溜まる中国で指摘され始めた自国経済への悲観論
〔PHOTO〕gettyimages

笑止千万な中国メディアの報道

6月11日、再び中国空軍の戦闘機が、東シナ海で日本の自衛隊機に30mまで異常接近し、小野寺五典防衛相が怒りのコメントを発表した。

ところが翌12日、中国国防部は、次のように発表した。

〈 昨日10時17分から28分にかけて、中国空軍航空兵部隊が東海の防空識別圏を巡視中、自衛隊のF15戦闘機2機がわが国の防空識別圏に侵入。そのまま追走してきて、30mの至近距離まで接近、わが機の飛行に著しく危険を及ぼした。そこでわが方の殲11戦闘機2機が緊急出動し、150mの距離を保ちながら、日本側の検証を行った。わが方のパイロットは専門的、規範的に自己コントロールし、日本側の危険な挑発に耐えた。

長く日本側が、わが方の安全を脅かしてきたことが、中日の海上及び上空の安全問題の根源である。それにもかかわらず、日本側は深く自身の過誤を反省しないどころか、無責任な嘘っぱちを流布している。これは中国を悪意を持って攻撃しているものであり、中国への虚偽性と二面性を示している。日本側が国際社会に事実をはっきりさせないのならば、中国側はさらに次の一歩を講じる権利を保留するものである 〉

日本からすれば笑止千万だが、中国メディアは大々的にこのように報じたのだ。そして14億人もの中国人がテレビニュースを見ながら、「日本は再び、わが国を侵略するつもりか」「それならば日本に思い知らせてやったらどうだ」などと会話しているのである。

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