アフリカで50社経営し300億円稼ぐ金城拓真さんは、謙虚を超えて自分に自信がないレベルのひきこもりだった

2014年06月06日(金) イケダ ハヤト
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金城:これ相手も助かるらしくて。ほら、マンガなら安いじゃないですか、お土産としても。

イケダ:一押しはなんですか、最近の。ぼくも最近マンガハマってるんですごい知りたいです。

金城:一押しは「チェーザレ」ですね。

イケダ:おぉ、あれは名作ですよね。文字が多くてぼくは挫折寸前ですが、うちの妻が大好きです。やっぱり金城さんもチェーザレ・ボルジアの影響を受けながら…。

金城:いえ、あれは完全に娯楽です(笑)チェーザレかっこいいなぁ、と…。

ブードゥーを巡る「呪い」の効能

金城:というか大丈夫ですか?!ぼくばっかり話して…。

イケダ:名言たくさんで痺れっぱなしです!

金城:いや、全部マンガの名言です、これ(笑)

イケダ:(笑) 全然関係ないんですが、アフリカでおすすめのスポットってどこですか?ひとつ挙げるとしたら。

金城:それはもう、ザンジバルですよ。クイーンのフレディ・マーキュリーの出身地ですね。ここの海はヤバいですよ、僕は沖縄出身ですが、圧倒されます。ここに超穴場のスポットがあるんです。

イケダ:なるほど、海ですか。どちらかというと砂漠っぽいイメージがありますが、アフリカといっても多様なんですねぇ。

金城:そうなんですよ、本当に多様です。多様といえば、以前、「ブードゥー教」が普及している西アフリカで、強盗が入って困っていた時期があったんですね。で、社内で強盗対策を議論したら、スタッフから「とりあえず、お祈りしてみないか」と言われて。

イケダ:え?お祈り?

金城:ブードゥー教の偉い人を呼んでお祈りと儀式をしてもらうんです。で、ブードゥーの偉い人にお祈りしてもらって、事務所の前にほこらを作ったら強盗がピタッ!と止まって。

イケダ:えぇ?なんでですか?

金城:それは、強盗に入る人たちもブードゥー教を信じているので、ブードゥーのお守りを身につけているんですよ。「強盗に入っても見つからないお守り」とか「携帯電話の電波がジャミングされるお守り」とか「相手が反撃してきても反撃されないお守り」とかあるんですよ。

イケダ:強盗用のお守り!?

金城:そうです。それで、ブードゥーのほこらがあると「ヤバい、俺のお守りきかねー!強盗入るのやめとこう!」と思うらしくて。

イケダ:なんですかその異文化!

金城:僕も驚きました。ブードゥーは本当に信じられているんですね。マーケットにいくと、ブードゥーストリートみたいなのがあって、猫の生首とかズラッと並んでいるんです。おまじないで使う道具ですね。

イケダ:ほとんどゲームの世界ですね。ブロガー的には写真撮りたい。

金城:写真とったら生け贄になるんじゃないすかね(笑)

イケダ:というか、普通にマーケットで売ってるんですね。

金城:売っているんです。たとえば誰かを呪いたければ、司祭から「これこれこういうものを買ってこい」という指示があるんですね、それでマーケットまで買いにいくわけです。

イケダ:面白すぎる…。

金城:面白いな、と思うのは、僕が思うにあれは「ストレス発散」なんですよ。殺したいほど憎い相手って出るじゃないですか、生きていると。そこでブードゥーの呪いをかけると、それでもう恨みを晴らした気になるんですよ。で、もしも5〜6年後にたまたま呪いをかけた人が死んだりすると「やってやった!俺の呪いが効いた!」と。なので、日本人が思ってらっしゃるより西アフリカでは直接的な暴力は少ないんです。

イケダ:興味深すぎてヤバいです。「殴ってやる!」というより「呪ってやる!」という方向に暴力が向かうんですね。それはそれで、社会的には健全じゃないですか。

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