会社を辞めたい若者に告ぐ!「社内のリソースを最大限生かして、今いる場所で自らを鍛えて、輝け!」神原一光(NHK)

近年、テレビや書籍でノマドやスタートアップといった言葉がよく取り上げられるようになり、「新しい働き方」として若者を中心にもてはやされるようになっている。

だが、独立あるいは起業をしてゼロから何かを作り上げ、社会的なインパクトをもたらすのは容易な道のりではなく、誰にでもできることではない。何かを始めるためには資金や人員などリソースが必要で、やりたいことが大きければ大きいほど、莫大なリソースが必要になる。そういった意味で実は、大企業で働くサラリーマンは、企業が持つ莫大なリソースにアクセスしやすい存在であり、うまく活かすことができれば、社会に大きなインパクトを与えることも可能だろう。

そんな可能性満ちた大企業に務める若手会社員が集い、社会に変革を起こそうとしている場所がある。そこでは、毎回テーマが設定され、そのテーマに合ったゲストが登壇し、トークを聴いた後は、質疑応答が交わされ、自分の働き方、会社、そして社会の未来について議論する。それが「新宿360°大学」だ。

「新宿360°大学」の講義の様子

筆者が取材に訪れた回にゲストとして登壇したのはNHKでディレクターを務める神原一光(かんばらいっこう)さん。これまでに「トップランナー」「大!天才てれびくん」「週刊ニュース深読み」「おやすみ日本 眠いいね!」「しあわせニュース」など若者・家族向け番組を制作してきた人物だ。

2014年2月に著書『会社にいやがれ!』を刊行した神原さんが、参加者に投げかけたテーマは「僕たちはなんのために仕事をするのか」。

会社に勤めている多くの人が「いつまでこの会社で働くのか」ということを考えていることだろう。若手会社員の人と話していて、ずっとその会社で働こうと考えている、という話を聞く機会は思ったよりも少ない。せっかく社会的信頼もあり、福利厚生もあり、給料は毎月支払われ、活用できるリソースもある企業に勤めているにも関わらず、仕事に打ち込めないのはもったいない。

会社にいることをポジティブに捉えようと発信している神原さんが、会社内で何を考え、どのように行動しているのか。それを知ることは会社で働き続けることに迷いを抱いている人にとって、間違いなく参考になるはずだ。