なぜ戸越銀座ばかりがテレビに取り上げられるのか? 日本で一番テレビに露出する商店街の「話題」と「評判」のつくり方(後編)

【前編】はこちらをご覧ください。

なぜ、戸越銀座がこれだけメディアに取り上げられるようになったのか、その秘密を戸越銀座銀六商店街振興組合の理事⻑亀井哲郎さんに、根ほり葉ほり聞いてみることにしました。

元々は3つの商店街組合がそれぞれ別々で管理運営

山田: なぜ、戸越銀座が、ここまでメディアに注目され、テレビに露出するようになったのだと思われますか?

亀井: 1つは立地が大きいと思います。都内ですからテレビ局の方からすれば便利でしょう。それと取材しやすさもあるかもしれない。

山田: もちろん、それもあるでしょうが、ただそれだけはない気がします。街頭インタビューのような露出ばかりではなく、むしろ街歩きやグルメものが増えています。いろんな仕掛けで取材誘致はされるのですか?

亀井: 商店街として情報をメディアの方々にリリースするのは年間数回ほどで、多くはないんですよ。それでも、この10数年ですかね、少しずつ、いろんなことを積み重ねてきた結果ではないでしょうか。

山田: そのあたりのお話を聞きたいです。

亀井: 今から17、8年ほど前になりますが、戸越銀座商店街も、客足が落ちていました。まあ、地元密着型の商店街はどこもそうでしょうけど、このままではいけないという危機感がありました。元々は3つの商店街組合がそれぞれ別々で管理運営していて、その頃は、戸越銀座商店街として1つのまとまった動きは、話には出てもなかなか実現してこなかったんですね。

山田: なるほど。

亀井: しかし、お客さんから見たら戸越銀座は戸越銀座ですから、自分たちの個性をアピールして、お客さんを外から誘致するためには一丸となって何かを始めなきゃダメだ、という考えからはじまったのが毎年夏に行われる『戸越銀座まつり』です。

山田: 今から何年前のことですか?

亀井: 今年で17回目を迎えます。

山田: そこではじめて、ひとつの「戸越銀座商店街」として行動するという枠組みができたわけですね。

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