計良宏文 第3回 「ファッションは年々多様化していますから、常に自分のテクニックを磨いていないといけません」

撮影:立木義浩

第2回はこちらをご覧ください。

シマジ 小松原ちゃんから送られてきた「Master's Creation~作品づくりと構成力~」のDVDをみたのですが、わたしにはさっぱりわかりませんでした。

計良 あれは美容師向けに作ったDVDなのでむずかしいはずですよ。

シマジ あのDVDをみる限り、これからはもう「計良先生」を軽々しく「計良ちゃん」なんて呼べませんね。

計良 そんなことはありませんよ。いままで通り「計良ちゃん」と呼んでください。

シマジ 計良先生はモデルのヘアスタイリングをする前にきちんとデッサンをおこしているんですね。あれには敬服しました。やっぱりこの業界は絵が上手く描けなければトップクラスのヘア&メーキャップアーティストにはなれないんですか?

計良 そうかもしれません。最低限の必要条件ですね。絵におこすとバランス感覚が磨かれます。

セオ 今年の正月、新聞全紙に資生堂の全面広告が掲載されましたが、モデルのヘアスタイリングとメーキャップは計良さんがやったそうですね。あの真っ赤な広告は印象的でした。

計良 ありがとうございます。はい、あれはわたしの作品です。

立木 時代の先端を行く美しさを追求する仕事は面白いけど大変だろうね。

計良 そうですね。ファッションは年々多様化していますから、常に自分のテクニックを磨いていないといけませんね。