2014.05.18(Sun) 岡田 真理

レッドソックス田澤が持ち込んだ「日本のお菓子」が大ブーム

筆者プロフィール&コラム概要
松坂、岡島、田澤、上原に加え「ハイチュウ」も活躍するフェンウェイパーク photo Boston Red Sox

ニューヨークやロサンゼルスへの遠征時には、田澤選手自ら日系スーパーに行って大量に買い込んでいたこともあった。しかし、いくらチームメイトのためといえども、毎回買いに出向くのは物理的にも困難ということで、田澤選手から球団を通して森永アメリカに直接購入させてもらえないかと相談を持ち掛けた。

すると、森永アメリカから「それならばサンプルで提供しましょう」と提案があったのだ。

「今ではホーム、ビジターそれぞれのクラブハウスにも常備し、メジャー選手の多くが“やみつき”の状態になっています(笑)。

選手の間でも社内でも予想以上に反応があったので、日本のお菓子が手に入りにくいニューイングランド地方(米大西洋岸北東部)の人々にもハイチュウの名前を広めるお手伝いができればと森永アメリカの河辺輝宏氏(COO & Senior Vice President)にパートナーシップのご相談をしたところ、ぜひ一緒にやりましょうと言っていただきました」(吉村氏)

レッドソックスに吹く「もうひとつの」日本旋風

フェンウェイパークで「HI-CHEW」のサンプリングが行われファンにも大人気  photo Boston Red Sox

今年、森永アメリカとチームは正式にパートナーシップを締結。ファン向けのサンプリングを実施したところ、「アメリカのお菓子にはない味!」と大好評だった。

また、球団スタッフの間でもハイチュウ人気は絶大で、社内ミーティングでスポンサー企業の紹介を行った際、「ハイチュウ」と読み上げられた直後にスタッフたちから拍手が起こったという。

このような展開は、ただハイチュウが好きでブルペンバッグに入れていた田澤選手も想像しなかったことだろう。

そんな親日家のレッドソックスは、日本人ファン向けに日本語のスタジアムツアーも開催している。

レッドソックスの歴史を巡りながら、名物「グリーンモンスター席」や記者席のほか、球場のあらゆる見どころを日本語の解説つきで見学することができる。

事前予約が必要なので、興味のある方はredsoxjp@redsox.com(日本語対応、問い合わせOK)まで連絡を。

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(おかだ・まり) スポーツライター、NPO法人ベースボール・レジェンド・ファウンデーション代表。1978年生まれ。立教大学卒業後、カリフォルニア大学エクステンションにてマーケティングのディプロマを取得。帰国後はプロアスリートのマネージメントに従事し、後にライターに転身。現在はアスリートのインタビュー記事を執筆する傍ら、ベースボール・レジェンド・ファウンデーションを運営している。


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自らのカラダに細心の注意を払うトップアスリートたちは食生活にもプロフェッショナルである。アスリートにとってもそうでない人にとっても役に立つ、スポーツ選手たちの食に関するエピソードを、自らもプロ選手のマネジメントに携わった気鋭のライターが紹介する。