「超入門 資本論」【第1回】
ぼくらが長らく悩んでいた疑問は、既にマルクスが解決していた

〔PHOTO〕Thinkstock by gettyimages

この世を牛耳る資本主義のルール

先日、朝日新聞社が発行している『AERA』という雑誌で、「年収1千万円の研究」という特集が組まれ、年収1000万円以上の人たちの実態を取材していました。

そこで主に語られていたのは、「この仕事内容で、この給料は割に合わない」「しんどい」という嘆きの声でした。激務すぎて、身体を壊してしまったという方もいました。

「年収100万円」時代もあり得るとささやかれる中で、年収1000万円は超高級取りです。世間一般から考えれば、「目標」とされることが多い金額です。

それなのに、当の1000万円プレーヤーたちは、幸せそうではないのです。しかも、自分が幸せでない理由を言える人は少ないのです。「しんどい」という自覚はあっても、どうすればそこから抜け出せるかがわかっていません。

一体なぜなのでしょうか?

それは、ぼくらが生きているこの社会のルールに気づいていないからです。そのルールに気づいていないために、知らない間に"負け"ているのです。たとえ1000万円稼いでいても、"負け"てしまっているのです。

「1000万円プレーヤーが負け組だなんて、そんなことはあり得ない!」

いえ、そんなことがあり得るのです。もちろん1000万円プレーヤーの全員が"負け"なわけではありません。このルールを知らない人が"負け"ているのです。

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