安倍首相の訪欧スピーチは高評価でも、アベノミクス成否は結局「株価16000円台」か
欧州6ヵ国歴訪でのスピーチは高評価だったが……                photo gettyimages

安倍晋三首相は第2次安倍内閣発足500日を迎えた5月9日の前日夕、欧州6ヵ国歴訪から帰国した――。

1日夜(現地時間)のロンドンの金融街・シティで開催された晩餐会でのスピーチと6日午後(同)のベルギー・ブリュッセルの北大西洋条約機構(NATO)本部での演説は、出席した各国の金融・安全保障関係者から高く評価された。

NATO本部での安倍スピーチはどこが評価されたのか

先ずは後者から。一部新聞(『読売新聞』と『毎日新聞』の7日付夕刊)が一面トップで、安倍首相は中国を名指しして、軍事費増大の不透明性を非難したと大きく報じた。

だが、安倍首相は、実はNATO本部に駐在代表を派遣する欧州各国がウクライナ情勢を巡るロシアの脅威を強調、日本は沖縄県・尖閣諸島周辺での中国の挑発行為を非難という、単純な対立構図に異論を唱えていたのだ。

安倍首相は欧米各国がロシア非難をこれ以上エスカレートすれば、プーチン大統領には中国と接近する選択肢しかなくなる、それこそ、絶対に避けるべき道だと語ったのだ。

NATO本部に派遣される各国代表は外交・安全保障政策のプロであるだけでなく、万が一、欧州地域(含むウクライナ)で緊急事態が発生し、NATO軍(NATO版平和維持軍も含む)派遣を決めるに当たっての権限を持つ人々である。そうしたブリュッセル駐在の各国代表から評価を受けたのである。

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