[アイランドリーグ]
香川・伊藤秀範コーチ「恐怖心乗り越えたクローザー篠原」

制球力ある3人の外国人

 ここまで香川は9勝2敗2分の首位。チーム防御率も2.01と4球団でトップの数字を残しています。開幕直後は投打がかみ合わないこともありましたが、1カ月を経て、いいかたちになってきました。ミーティングでは「バッターの弱点をどんどん攻めていこう」と話をしており、各投手が自分の持ち場でしっかり仕事をしています。

 オープン戦期間中に渡邊靖彬、酒井大介が故障で離脱。苦しい台所事情になるかと不安だったなか、その穴を埋めているのは3人の外国人です。外国人ピッチャーにありがちなアバウトさがなく、コントロールの良さが共通の長所です。

 先発のアレックス・サンダーランドは昨秋の高知でのウインターリーグで獲得した右腕。パワーピッチャーで当初は中継ぎや抑えでの起用方針でしたが、スラーブやチェンジアップなど球種も豊富で長いイニングも可能ではないかと考えました。聞けば米国でも先発をした経験があるとのことで、現時点で勝ち星こそ1勝も防御率は0.60。先発として申し分ない成績を残しています。

 もうひとりのルーカス・アーバインは、オリックスに行ったアレッサンドロ・マエストリに匹敵する素材だとみています。スピードこそ147、8キロと決して速くないものの、マエストリより角度があるところが特徴です。

 しかも球持ちがよく、突っ込んで前で放すため、バッターには威圧感があります。既に2勝をあげ、防御率も1.10。NPBでもピッチャーを補強したい球団があるでしょうから、マエストリのようにシーズン途中でも送り込めるようアピールさせたいと思っています。

 エイドリアン・ディマールは中継ぎで、既に9試合に登板しました。球威はありませんが、全ての球が動き、うまくバットの芯を外してゴロアウトを稼げます。海外トライアウトを通じてやってきた選手で、最初はどれだけ投げられるか未知数でしたが、予想以上の掘り出しものと言えるでしょう。