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まさかの事故、クルマの故障停止。その後の行動が生死を分ける!!事故ってしまったらどうする!?

高速道路で人が死亡する〝二次被害〟が後を絶たない。正確にいうと、高速道路上で事故や故障でクルマが止まった後、「後続車両の衝突を受けて死亡する事故」のことで、'12年は全国で49件発生し、'11年より9件増加したという(※表1参照)。

この49件のなかで37件は、自分のクルマから道路に降りた際に二次被害に遭ったケース。10月5日、タレントの桜塚やっくんが中国道で遭った事故と同様のケースである。

表1 高速道路上での車両停止後の死亡事故発生状況※警察庁調べ ※佇立中とは人が降車して道路上にいること

事故などで自分のクルマが止まってしまったら誰でも焦る。でも、その後の行動ひとつが生死の分かれ目になるということは決して大げさな話ではない。「事故や故障などで道路上にクルマが止まった後、どうするか!?」の具体的対処法をメインに、事故防止の話なども追う。

高速道路の死亡事故の4件に1件が、
後続車による“二次被害"。驚くべき事実だ

まずは上の表1を見てほしい。高速道路上で事故や故障などでクルマが止まった後、後続車両の追突を受けて死亡した事故の発生状況だ(警察庁調べ。過去2年間の調査結果)。驚くことに、高速道路の死亡事故の4件に1件はこの形態の事故という。

「佇立(ちょりつ)中」とは人が車外から出て道路にいることで、「車内留(車内にいること)」よりいずれの年も死亡事故件数はかなり多い。かといって、車内にいるのが安全ではない。今回、警察庁や複数の県警、JAFなどに取材をしたが、どこも「後続車が追突する可能性がある車内にいるのは危険」との回答。要は、車外へ降りて適切な行動をとることが重要なのだが、「では、どうすればいいのか?」。それを次ページからいくつかのケース別に解説していきたい。

※警察庁の最新アンケートより

ここで、表2を見てほしい。

道路上にクルマが止まった場合、ご存じのとおり三角停止表示板が必要になるが、警察庁の最新アンケートによると「高速道路利用者の56%が車内に三角停止表示板を携行していない」という結果となった。三角停止表示板の車内への携行は法律で義務づけられている……のにだ。

また表1の事故当事者で自ら三角停止表示板を置いた人は、'12年の場合49件中1件など皆無に近い。自分の身を守るための安全対策用品。基本的なことだが、まずは愛車にこれを携行することが重要事項といいたい。

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