常見陽平「若者に、『頑張れ』と言いっぱなしをする社会は、そろそろやめにしよう」【第1回】

『「できる人」という幻想 4つの強迫観念を乗り越える』より

-目次-

はじめに・・・ 3

第一章 入社式に見る平成「働き方」史・・・15

入社式という景色
入社式に参加してみて、運営してみて
なぜ入社式を研究するのか
自粛とバブルの最中で
社長訓示は、若者への言いっぱなしである
バブル崩壊後、社長は何を語りかけたか
震災とオウムの年に「会社人間いらぬ」の不思議
どんよりと暗い入社式
プロとは何かを具体的に説明
CSRとグローバルが叫ばれて
就活が楽しいイベントだった時代
「内定取り消し」はどれだけ起きたのか?
ゆとり教育世代と東日本大震災
「危機感 ×という型グローバル化」
平成の入社式とは何だったのか
入社式は誰のためにあるのか

第二章 「即戦力」はどこにいるのか・・・55

流行語大賞に見る雇用と労働
「セクハラ」で幕を開けた時代
次第に顕在化する正社員の労働問題
非正規雇用の憂鬱
頑張り続けなければ、生きていけない?
「多様性」の罠
「今年の新入社員」は毎年同じである
「人間力」と言われても
高度化する新入社員像
変化はじわじわきているのに
年功序列は「崩壊」したのか
会社にしがみつけない時代?
企業は「できる人」を採れたのか?
求人広告の秘密
ドワンゴの問題提起を考える
「即戦力」は幻想である

第三章 「グローバル人材」とは誰のことか・・・97

1971年、一人の女性が「グローバル化」を叫んだ
「青年の主張」が時代を映す
「英語でタンカのきれる日本人を求む」
あの劣等生が「グローバル人材」になれたのはなぜか?
田舎のヤンキーが「グローバル人材」になった件
「グローバル人材」は、育てるものなのか
一にも二にも「グローバル」
「グローバル化」はバブル期に流行した言葉
リーマン・ショックは何を変えたのか
「国際人」と「グローバル人材」の違い
「グローバル化」に脅かされてきた平成日本
ベストセラーで振り返るグローバル化論
日本人は「グローバル化」に飢えている
世紀の変わり目に読まれた本
「グローバル人材」を煽って喜ぶのは誰か?

第四章 そこまで「コミュ力」が必要ですか・・・133

ビジネススキルの平成史
新聞報道から考える
求人広告から考える
「コミュニケーション能力」の謎
ひとり歩きする「コミュ力」
曲解されたプレゼン・ブーム
ジョブズのプレゼンは何がすごいのか?
増殖するジョブズもどき
「ポエム化」する現代日本
ポエムでごまかす人たち
「自分磨き」系雑誌は何を伝えたか
「コミュ力」に踊らされるな
「コミュ力」がないのは誰か

第五章 「起業家」は英雄なのか・・・165

「起業」をめぐる記憶
「若者よ、起業しろ!」と煽る大学教授たち
雰囲気だけの起業志望
平成に生きる江副浩正の魂
リクルート事件の発覚
リクルートごっこはうんざりだ
「20代の優れた経営者」はいるのか?
若ければいいってもんじゃない
経営者は進化する
藤田社長の憂鬱
オトナな起業家たち
ユニクロをめぐる論争
キャラ化する起業家たち
家入一真はどこへ行くのか
私が「ベンチャー」や「起業」が苦手な理由
ベンチャーで苦しむ七つのこと
希望は社畜、起業は「夢畜」

終章 若者の可能性にかけるな・・・209

説教親父こそが「ゆとり世代」である
努力の限界に気づけ
「強さのインフレ」が起きている
若者の可能性だけにかけるな

参考文献・・・219