NPOサポートセンター・笠原孝弘
「NPOで働きたいという純粋な思いを実現させたい」

笠原孝弘(かさはら・たかひろ) / 特定非営利活動法人NPOサポートセンター
1985年生まれ。大学で法律を学ぶ傍ら、アントレプレナーシップに触発される。事業型NPOのWE21ジャパンでインターンしながら、NPOマーケティングを学ぶ。大学卒業後、起業家支援NPOのETIC.で有給インターンを経験し、次世代の社会起業家と、先輩ベンチャー起業家の連携を生み出すプラットフォーム「イノベーション・グラント」事業を担当。2009年よりNPOサポートセンターに入職。主にNPOを対象としたインターネットツールの活用、ソーシャルメディアの講演や導入支援を務める。「NPO」×「IT」をキーワードにした海外トレンドをNPO/NGOスタッフや日本のビジネスパーソン、社会イノベーターに紹介することに取り組む。

いま、NPOで働く人が増えている。

それも転職だけでなく、新卒採用を行う団体まで出てきているという。

大学卒業後、起業家支援NPO「ETIC.(エティック)」でのインターンを経て、NPO法人の経営・運営を支援するNPO法人「NPOサポートセンター」に新卒スタッフとして入職した笠原孝弘氏(29)。

2009年に新卒でNPOに入るという選択を行った彼は、NPOへのマーケティング導入やIT活用の促進、求職者向けのNPO就職・転職支援プログラム「NPOキャリアカレッジ」などを担当提供している。

笠原氏がNPOで働くに至ったきっかけ、NPOで働くことが当たり前の新しい時代、そしてNPOを仕事にしたい人へのメッセージとは---

NPOで働くことはもう特殊な選択肢ではない

面白い時代になってきました。

現在でさえ、「NPOで働くことは無謀」「ボランティアばかりをする変わり者」と言われているにもかかわらず、とにかく働いている人が増えているからです。2013年9月時点で、全国43万人がNPO法人の有給スタッフとして働いており(※1)、2012年と比較するとこの1年半で50%以上も増加しています(※2)。

東日本大震災以降、国内マスメディアに登場することが多くなった「NPO(非営利団体)」の文字。米国シリコンバレーのベンチャーキャピタルも「NPO」支援を本格的にスタートさせ、報道機関に贈られるピュリッツアー賞でも「NPO」が連続受賞しています。

世界中、日本の各地域でNPOが信頼を獲得し、成果を出し続ける努力を続ける日々。従来の職業観を大きく超えている部分もあるのでしょうが、世界に良い影響を与える仕事に憧れる人々がいないはずがありません。

そんなNPOの採用環境にも大きな変化が起きています。中途採用だけでなく、新卒採用枠を用意しているNPOが出てきているのですが、これは、私が働き始めた当時には想像がつかなかったことです。NPOを通して、自分が信じたい未来へチャレンジする人、社会に貢献する人が増えており、本当に面白い時代がやってきました。

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