保阪尚希(俳優)から高岡早紀へ『妻の不貞をどうやって許したか』ベストセラー伊集院静『許す力』に学ぶ有名人がいまだから明かす「私が許せなかった人へ」【第2回】

2014年05月03日(土) 週刊現代

週刊現代賢者の知恵

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ただし内心では、「布袋君は早紀に巻き込まれて大変だったろうな」と同情していました。布袋君はその後、ボディガードを雇ったり、家から出られなくなったりしたそうなので、申し訳なかったと思っています。あのとき「けじめをつける」と言ったのは、実は布袋君に対してではなく、本当は早紀との関係を終わりにする僕の決意の表れだったんです。

離婚後は半年ほど家庭内別居を続け、徐々に僕たちが別れることを、子どもたちに理解させました。

現在、彼女とのやりとりはほとんどありません。今も彼女に関してコメントを求められるけど、全然知らないし、コメントもしたくない。お互いのため、彼女とは関わりを断ち、会わないことに決めたんです。

「許せない」と思った対象に対しては、意思を強く持ち、関係を断つという対処法もあると思います。関わるとどうしても相手に引きずられてしまう。それよりも、「許せない」という怒りのエネルギーを別のものに変えたほうがいい。

あの時も、僕は裁判をして慰謝料をとるという選択肢を選びませんでした。怒りを仕事へのエネルギーに転化して、離婚を乗り越えることができた。どんな辛い経験からでも学ぶことはあると、彼女に教えられた気がします。

「週刊現代」2014年4月12・19日合併号より

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