絶対に真似をしてはいけない35の科学実験『Mad Science2』

レビュー:内藤 順

絶対に真似をしてはいけない---なんと甘美な誘い文句だろうか。

前著『Mad Science - 炎と煙と轟音の科学実験54』では、「シャボン玉爆弾」、「オレオクッキーを燃料にしたロケット」等、数々のエクストリームな実験で話題になったあのシリーズが、さらにパワーアップして帰ってきた!

だが、本書の"真似をしてはいけない"度は、針が振り切れるほどのMAX。そのヤバさは"まえがき"に書かれている注意文を読めば一目瞭然であるだろう。

この本には、すべての実験を安全に行うために必要なことが、書いてあるわけではない。いかなる実験であれ、本当にやってみようと考える前に、必要な知識と経験が自分にあるかどうか、自分に正直になって考えてほしい。

保護メガネを着用せよ!
本書の実験のほぼすべてに、視力を奪う可能性がある。

まず最初に紹介したいマッドネスは、”著者自らの手を危険に曝す”という章である。まさか著者の名前の「テオ」と掛けたわけでもないのだろうが、超低温から超高温、そして猛毒といった様々な環境の中に「手を」突っ込んでいく。

たとえばマイナス195度以下の液体窒素の中に手を沈めるとどうなるのか、それを試したのが以下の写真。

「クールハンド・テオ」容器に手を入れる時だけではなく、手を抜いた時に液体窒素が飛び散ることにも注意する必要がある。