「ディープラーニング」や「D-Wave」がSF映画で紹介される時代に---AI(人工知能)の急激な進化がフィクションに追いつく

ハリウッドで「AI(人工知能)」に関する映画が次々と製作されている。ある男が、スマートフォンに搭載されたバーチャル・アシスタントOSと恋に落ちる「her」に続き、インターネット上に宿ったAIが人類の知能を凌駕する世界を描いた「トランセンデンス(Transcendence)」の制作も完了(いずれも今年6月に日本で公開予定)。

さらにトム・クルーズ扮する米軍パイロットが、AIを搭載した無人戦闘機と空中戦を展開する「Top Gun 2」も製作予定と噂されるなど、ネタ切れとも言われる最近のハリウッド映画界で、AIは貴重なモチーフを提供しているようだ。これは一種の時代精神の表れかもしれない。

現実とフィクションが接近

とは言え、AIは昔からハリウッド映画で頻繁に取り上げられており、今更、特筆すべきことでもない。そういう見方もあるだろう。しかし最近のAI映画は、昔以上にリアリティを追求するようになっており、これが現実世界におけるAIの急激な進化と相まって、現実とフィクションの距離が縮まりつつある。それが、かつてとの違いかもしれない。

先日、東京都内でトランセンデンスの試写会が開催されたが、会場で配布されたパンフレットには最新ニューラルネットの「ディープラーニング」や、AIの最適化問題への応用が期待されるカナダD-Waveの”量子コンピュータ”など、現実の、そして最先端のAI関連技術がコンパクトに紹介されていた。繰り返すが、映画のパンフレットに、これら本物の科学的成果が掲載される時代なのだ。

参照)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/35512

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/36025

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