津田大介【第4回】「怠け者なので、宣言してやらざるを得ない環境に自分を追い込んで、もがき続ける人生だと思う」
伝えることで世の中を動かす「ジャーナリスト」という仕事
津田大介氏と慎泰俊氏

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慎: ところで、その髪型はいつからされているんですか?

津田: これは、たしか1999年くらいですね。

慎: 大学生くらいまでは黒いですよね。バンドをやっている頃の写真を偶然見かけたのですが(笑)、あのときはギリギリ黒かった時期ですね。

津田: そうですね。大学のときは長髪にしていたんですが、僕は長髪が似合わなくて(笑)、オシャレ長髪でもなかったんですよ。でも、何か普通の髪型ではなくて、社会に適合しないというものが多分よかったんですね。ライターになったときも髪は長かったんですが、それは単にサラリーマンになれなかったが故に、それだったら自由にしようと思って伸ばしていたんです。

でも、長髪は似合わないということに1998年くらいに気づいて、それだったら髪の色を明るくしてみれば、ということを誰かに言われて、それでブリーチしてみたんです。だから、最初は茶髪だったんですよ。茶髪にしてみたら、意外とイケるんじゃないか、と思って(笑)。

それで次に美容院に行ったときに、じゃあもうちょっと明るくしてみようか、というのを2、3回くり返しているうちに、もう行き着くところまで行ってみようというので金髪にして(笑)。実はけっこういろいろな色に染めていて、2002年から2005年くらいまでは、緑にしたり青にしたり赤にしたりみたいな感じだったんですよ(笑)。

そんな時期がけっこう続いていたんですが、2009年に『Twitter社会論 - 新たなリアルタイム・ウェブの潮流』が売れて、テレビに出させてもらうようになってからは金髪が定着してしまったので、変えづらいな、ということで、単純にそういう理由なんです。だから完全に禿げ上がるまではこのまま続けようかな、という感じですかね(笑)。

金髪にしていていいこともあって、相手を見た目で判断するような人っているじゃないですか。そういうふうに見た目で敬遠するような人は最初から来ないので、相手にしなくて済む。つまり、魔除けみたいなものですね(笑)。

10キロくらいの荷物を背負っていた

慎: 本を読ませていただくと、毎日朝方の4時か5時におやすみになって、6、7時間寝て昼前くらいに起きるという生活が続いているということですが、今はどうですか?

津田: 今も変わらないですね。

慎: 暇な時間には何をされているのですか?

津田: 暇な時間はあまりないんですが、気分転換としてはサウナに行ったり、あとは地方に行ったときは、東京じゃない分、少し開放的な気分になるというのと、その日には帰れないので、そこの現地の人たちといっしょに美味しい店に連れて行ってもらって飲むとか。それと、忙しくても何だかんだ月に4、5人くらいとは何らかの形で会食をしているので、それがやっぱり楽しいし、息抜きのような感じですね。

慎: 持ち物でいうと、普段は物を持ち歩かないようにしているんですか?

津田: いやいや、これでもすごく軽くしたんです。3ヵ月くらい前まで僕はTUMIのバッグを持ち歩いていたんですが、そこに何でも詰め込んでいたので、10キロくらいある大荷物を背負っていたんですよ。でも、それだと体調が悪くなって辛いな、と思って減らしたんです(笑)。

たとえば夏野剛さんって鞄を持たない人で、あの人はiPadに革ケースをつけてそのケースにクレジットカードとか名刺だけ挟み込んでいて、あとは一切何も持たないんですよ。iPadとガラケーオンリーというスタイルをずっと続けていて、それがあまりにも羨ましくて(笑)。

それで「よく考えてみたら、俺もノートパソコンと名刺だけあれば何とか仕事になるな」と思って、ノートパソコンと名刺だけに変えてみよう、まずは鞄を小さくしよう、と思って小さいものに変えたんです。でも、やっぱりこれも入れたい、これも入れたいってなってしまったんですが(笑)、随分軽くはなりました。だから、持ち物はできるだけ少なくしたいんですけどね。

慎: 元々10キロを持ち歩いていた頃は、パソコン以外に何を持ち歩いていたんですか?

津田: そうですね、パソコン、iPad、読みかけの本が4、5冊くらい、見なければならないDVD-Rが10枚くらいとか(笑)。あとは、僕は判子とか実印なんかも入れていたんですよ。朱肉とかひげ剃りとかも……。

慎: 僕に近いですね(笑)。

津田: いつでもそのまんま旅行に行けるような感じなんですよ。

慎: 僕も判子を持ち歩いて、本も持ち歩いているんで、わかりますね(笑)。

津田: いつか読みたいなと思っている本を持ち歩いて、読みたいと思ったときに読めるように、と(笑)。あとは、パソコンとiPadが両方入っていたんで。何かありとあらゆるものを入れてしまうんですよ、爪切りとか喉にプシューっとやる吸入器とかも。あとは、折りたたみ傘を鞄に入れっぱなしにしておいて、1年くらい経ってから傘を差さないといけないような雨に降られて、そのときに初めて使ったりとか(笑)。それを最近変えて、歩くのが楽になってよかったな、と思っています。

津田: 元々肩掛け鞄ですごく重かったので、整体の人に「左のほうだけが下がって骨格が歪んでいる」って言われたんです。それで、ああ、これは左だけで支えているんだからよくないんだ、両方にして分散させればいいんじゃないかということでリュックに変えて、これはけっこういいぞ、と調子に乗ってガンガン物を入れていたらまた重すぎることになったので(笑)、最近は軽くする方向に変えています。去年の年末くらいから今の鞄に変えたんです。

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