円・ウオン相場から読む株価の見通し
ウオン高は期待できない!?                                                                        photo gettyimages

4月中旬、IMF(国際通貨基金)はレポートの中で「韓国のウオンが過小評価されている」と指摘した。元々、韓国政府は、自国の輸出起業支援のためにウオン売り介入をしてきた。

政府の為替介入政策によるウオン安もあり、韓国は2013年にはGDPの6%を超える経常黒字を稼いだ。ウオン安の助けもあり、韓国を代表する企業であるサムスンや現代自動車が輸出を伸ばしてきたからだ。

しかし、足元ではウオンが対ドルや円で強含みの展開を示している。為替市場では、「韓国政府はウオンの強含み傾向に歯止めをかけるため、さらに強力に介入を行ってくる」との見方が有力のようだ。

わが国の株価と円・ウオン相場

かなり以前から、ウオン相場の動向とわが国の株価には明確な相関関係の存在が指摘されていた。韓国の工業化が進み、最近では、鉄鋼、造船、IT関連製品などでわが国とのライバル関係が鮮明化している。

そうしたライバル関係が進むと、ウオンが安くなり韓国企業の為替面での優位性が増すと、どうしても、わが国の家電メーカーなどの業績が不安定になる。それは、わが国の株価には大きなマイナスになる。


逆に、ウオンが強含みの展開になると、韓国企業の為替でのメリットが相殺されてしまうため、わが国企業の業績が改善するとの期待が高まる。それは株価にとって重要な支援材料で、株価全体を安定化させる効果が期待できる。

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