突き抜けた6次化商品を作る、「不死鳥鈴木魔人」の挑戦【前編】---鈴木賢治(47PLANNING代表取締役・福島県いわき市)
鈴木賢治氏(47PLANNING代表取締役)

詳細は後で記すが、この男。とにかく周囲に熱い人間の集まる男だ、と思う。そして、集まった人間を引きつけて離さない男だ、とも思う。その魅力をどうしても深堀したくなり、某日、無理を言って東京・新宿のオフィスに押し掛けた。

飲食やイベントなど様々な手法により、日本全国各地域の魅力を発掘・発信することを生業とする47PLANNING(ヨンナナプランニング)代表取締役・鈴木賢治氏(31)。東日本大震災後、被災地での起業家の輩出を目指し立ち上がったNPO法人TATAKIAGE Japan理事長でもある。

出身は福島県いわき市。震災後わずか3カ月後の2011年6月には福島県産の食材を前面に押し出した「47DINING福島」を東京・杉並にオープン。その5ヵ月の11月にはさらに、シャッター通りであったいわきの駅前エリアを復興飲食店街「夜明け市場」として再生、衆目を集めた。

最近では、福島県産のコメのバンズに、東北の食材を用いた具材を挟み込んだライスバーガー「こめて KOMETE」が羽田空港の空弁として採用され、月末には、いわき産の食材で作ったスムージー「Hyaccoi(ひゃっこい)」などを扱うカフェのオープンも見据えている。

2013年11月に2周年を迎えた「夜明け市場」。シャッター通りが現在では11テナントが稼働、しかも人通りができたことで周囲にも10を越える店がやってきた

その方向性は一貫してブレない。地域活性に貢献し、結果として日本という国が元気になる一助となれたらいい。そのために、「突き抜けた6次化商品を作る」。特に今は、故郷・福島が原発事故に端を発する風評被害の影響を受けていることに強い問題意識を持ち、対峙し続けている。