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農業特区・養父市と組んだ「改革派農家」岡本重明が語る「日本農業再生の秘策」
農業分野の国家戦略特区になった兵庫県・養父市の農地を視察、取材を受ける「新鮮組」岡本重明氏(左)と三野昌ニ・養父市副市長

安倍晋三内閣が規制改革の1丁目1番地と位置づける「国家戦略特区」。その農業分野で指定されることになった兵庫県養父(やぶ)市の特区プロジェクトに愛知県から駆け付けた「改革派農家」が関与している。

国家戦略特区は日本農業のラストチャンス

農業生産法人の有限会社新鮮組(愛知県田原市)の代表取締役を務める岡本重明氏。テレビなど各種メディアにも登場し、日本の農業改革を訴えてきた人物だ。

養父市の改革派市長と組んだ岡本氏は、何をやろうとしているのか。養父市の視察に行った岡本氏に聞いた。

---岡本さんは国家戦略特区が突破口になると思いますか。

岡本 日本の農業は様々な規制があって新規参入が阻害されています。新しい者が入って来れなければ、競争は生まれず、成長もありません。国家戦略特区で一気に規制を取り払って、意欲のある人たちが農業で儲けられるように変えなければ、日本の農業は滅びます。国家戦略特区の農業特区は、日本の農業にとってラストチャンスだと思います。

---なぜ養父市に協力する事にしたのですか。

岡本 地元の愛知県田原市が特区に立候補してくれれば良いのですが、様々なしがらみもあってか、改革には及び腰です。全国の自治体の首長も、皆このままでは地域の農業は維持できないと感じているのに、農協などの陰に怯えて改革に踏み出せない。ところが兵庫県養父市の広瀬栄市長はとことん改革を貫く姿勢を打ち出しました。よし、それなら俺も養父まで出て行ってひと肌脱ごうと思ったのです。