東京オリンピックを4K UHDで! 日本待望論が広がる米放送業界の年次総会(NAB)をレポート
最大規模のスペースで展示を行ったソニー(筆者撮影)

2020年の東京オリンピックまでに、日本は必ずや4K UHDの商業テレビ放送を実現させる。それは米放送業界に大きな恩恵をもたらしてくれる・・・日本には本当に期待している。

先週、ネバダ州ラスベガス市で開催されたNAB Show(全米放送事業者協会年次総会)では、こうした日本への期待を口にする業界関係者が相次いだ。同会議に合わせて、インターネット放送の最大手ネットフリックスが「4K配信サービス」を開始したことも大きな話題となった。

今年に入って米国でも注目される4K UHD

最近まで、米国では「4K UHD」に関心がなく、ほとんどの米国市民は4Kという言葉を耳にしなかった。しかし、今年に入って状況が変わり始めている。

1月に開催されたCES(国際家電見本市)で日韓中の主要メーカーが華やかに湾曲型の4Kテレビを発表したあたりから、徐々に米国でも注目を集め始めた。その後、米国ソニーは4K UHDコンテンツを配信するホーページを開設するとともに、4Kテレビの大規模なCMキャンペーンも行った。

オンライン業界では、ユーチューブとネットフリックスが4K UHDコンテンツの準備を進め話題を集める一方、3月にバルセロナで開催された携帯会議ワールド・モバイル・コングレスでは、ソニー(Xperia X2)や韓国サムスン電子(Galaxy S5)が4K対応カメラをスマホに搭載し話題を呼んだ。

また、韓国サムスン電子は14年第3四半期に4K UHDディスプレーのGalaxy Note 4を発売すると予告した。夏に開催されるアップルの開発者会議では、ディスプレーを大型化したiPhone 6が「4K UHDをサポートするかもしれない」との噂も飛び交っている。

各種4K UHD製品を展示したパナソニック(筆者撮影)

こうして家電や、スマホ、ネット業界がブームを先行させる中、米テレビ業界の祭典NAB Showでも「昨年と打って変わって」4K UHDへの熱気が高まった。展示会場では、ソニーやパナソニックを筆頭に各社が4K UHD対応カメラや制作・編集機器を本格展示したほか、BT(BT Global Media Network)、エリクソン、インテルサット、ソニー、ニューテック(Newtec)が共同で商業サービスを想定した4K UHD配信デモをおこない話題となった。

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