岩瀬大輔「僕なりに考える『友達をつくるシンプルな原則』」
最新刊『仕事でいちばん大切な 人を好きになる力』より

【はじめに】はこちらをご覧ください。

第1章 人を好きになるための心構え

友達をつくるシンプルな原則

ライフネット生命が営業を開始して2年目のこと。僕は取材に訪れたひとりの新聞記者にひと目惚れをしました。

インタビューを開始してわずか5分。同世代の男性記者の鋭い語り口調と、彼のはなつ雰囲気に、なんとも言えず好きになってしまったのです。

取材が終わった後、彼に言いました。

「僕ら、気が合うと思うので、友達になってください」

それから2人でジャズのライブを聴きに行ったり、共通の友人を交えて食事をしたり、互いに仕事の相談をするようになりました。

そのうち、彼が出向していた経済誌の表紙に登場させてもらいました。その数年後には、新聞の元旦号にもカラー写真付きでインタビューを掲載していただきました。純粋な「好き」という気持ちからはじまった付き合いが、仕事に発展した例です。

不思議なご縁だと思います。

「岩瀬さんは本当にいい友達が多いよね」
「どうやったらあんなにおもしろい人脈がつくれるの?」

ときどき、そんなふうに言われることがあります。

たしかに僕は友達が多く、経営者に芸術家、学生、それから飲食店の店主さんまで、世代や分野を超えてたくさんの仲間に囲まれています。

とはいえ、これは僕が特別に社交的な人間だから、というわけではないでしょう。僕は、むしろ人と「群れる」ことは苦手です。大学時代も、花形であるテニスやゴルフのサークルの新歓コンパに見られる騒々しいノリが苦手で、ややオタクっぽいジャズ研究会に入っていました。

仕事でいちばん大切な 人を好きになる力
著者= 岩瀬大輔
講談社 / 定価1,404円(税込み)

◎内容紹介◎

2011年に発売され、現在17万部を超えるロングセラーになっている『入社1年目の教科書』の筆者が、テーマを人生全般に拡げた「人生を豊かにする教科書」を書き下ろし。ビジネスにおいて、何より大事なのは「人に恵まれる才能」。それは各個人の「人を好きになる力」を磨くことの賜物である。良好な対人関係とは、いつも自分発の「好き」から始まる。本書では、筆者が人と接するときに心掛けている大原則から、自分に課している具体的な対人関係のルールまでをわかりやすく紹介していきます。

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