「もっとも安全な自転車」のための新しいガジェット
『現代ビジネスブレイブ グローバルマガジン』---「ニューヨークタイムズ・セレクション」より
〔PHOTO〕gettyimages

サイクリストを悩ませるニューヨークシティ

広く見られているYouTubeの動画の中で、サイクリストのケーシー・ネイスタットは、数々の障害物に妨げられたニューヨーク市の自転車レーンを走り、自ら転倒を繰り返している。

この動画はなかなかおもしろい。駐車中のパトカーに衝突する場面さえあり、路上に絶え間なく置かれた障害物に日々ぶちあたる、全国の自転車通勤者の共感を呼んだ。

都市に住む多くのサイクリストが心配症になるのはもっともだが、この心配症がまた悪循環を作り出している。

サイクリングを推進する非営利団体「Bike New York」のCEOであるケン・ポジバは、「サイクリスト初心者がもっとも陥りやすい間違いは、周りが予測するようには走らないことだ」と指摘する。

「たとえば、後続車両からの追突を心配するサイクリストは、歩道や、車の流れに逆らって走る場合も多い。けれどもこういった走行を車のドライバーが見落すと、さらに衝突の危険性が高まる。サイクリストにとっては恐怖心が最大の敵だ」。

より高い安心と安全を路上に求めるサイクリストたちの需要に応えようと、自家用車用のエアーバックやナビと同様の機能をもつ最新のアプリやガジェットが出てきている。これまで自転車は、単純で健康的な移動手段でしかなかったが、現在急速に、車輪における新技術の展示場になりつつある。

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