カイジ「勝つべくして勝つ!」働き方の話
【第10回】"意識の高い系"の給料は、どんどん下がっていく


漫画『賭博黙示録 カイジ』とは?

自堕落な日々を過ごす主人公、伊藤開司(いとう・かいじ)。そのカイジが多額の借金を抱えたことをきっかけに「帝愛グループ」をはじめとする黒幕との戦いに挑んでいく大人気漫画。命がけのギャンブルを通じて、勝負師としての才能を発揮するカイジだが、その運命は果たして・・・。

(作者:福本伸行 講談社『週刊ヤングマガジン』で1996年11月号~1999年36号まで連載された作品)


【第9回】はこちらをご覧ください。

STAP細胞論文の一連の騒動に関して、9日に渦中の理化学研究所の小保方晴子さんが記者会見を開きました。

彼女に悪意があったのかどうかということには、正直なところ、あまり興味がありません。ぼくは、STAP細胞の研究を誰がどうやって続けていくのか、この会見でそれがわかればいいなと思っていたのですが、結局は「小保方さんをどう裁くか」の議論ばかりだったような気がして残念です。

それでも一点だけ、彼女の主張の中で興味深いと思ったところがありました。論文に間違いがあったことに関して「論文の執筆方法を学ぶ機会に恵まれなかった」と彼女は言ったのです。

ぼくは、まったくもって文系の人間なので、研究者というものが普段、どのような人間関係、職場環境、評価基準の中で働いているのか見当がつきません。でも率直なところ「論文の書き方」を一から丁寧に教える時間があるほど、上司は暇じゃないよなぁ・・・ということは、ビジネスマンとして想像がつきます。

会社には"自主レン"で覚えるしかないことがある

入社したばかりのころ、ぼくは、見積書や提案書の書き方を、上司や先輩から特別に時間をとって教えられたことは一度もありません。だから、先輩の作成した資料をもらって真似をしたり、忙しすぎて誰もつかまらないときなどは、コピー機に残っているプリントを入手して、そこから独学で勉強するという地味な方法で覚えるしかありませんでした。

論文を書くということは、見積書作成なんかとは比べ物にならないぐらい複雑な仕事に違いありません。たしかに、誰かに教えてもらわなければいけないことだったのかもしれないけれど、「その機会に恵まれなかった」というのは、やはり、自己責任なのではないかと思えてなりませんでした。

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