賢者の知恵
2014年04月08日(火)

岩瀬大輔「自分から好きになることが『人に恵まれる才能』を生む」

最新刊『仕事でいちばん大切な 人を好きになる力』より

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はじめに

社会人になって16年。僕はいま、ライフネット生命の社長として、充実した毎日を送っています。この16年、あるいは38年の人生を振り返って痛感するのは、「自分はほんとうに人に恵まれてきたな」ということです。

東京大学法学部在学中に司法試験に合格し、卒業後は複数の外資系企業を経て、ハーバード大学経営大学院に留学。卒業時には日本人では4人目となる、上位5%の成績優秀者に与えられる称号「ベイカー・スカラー」に選ばれ、帰国後に副社長としてライフネット生命を起業する・・・。

こうして僕の経歴だけを眺めていくと、いかにも合理主義的な、頭のキレで勝負してきたエリートタイプに映るかもしれません。

しかし、実際はそうではありません。

これまでの歩みをふり返ると、人生を変えるきっかけとなる言葉をかけてくれた高校や大学時代の恩師、就職してから生意気な僕を辛抱強く育ててくれた先輩や上司、そしてつらいときに寄りそってくれた友人や会社の仲間たちと、周囲に支えてくれた人たちがとにかく多数いてくれたおかげで、今の自分があることに気が付きます。

そんな僕に、もしもなにかしらの才覚らしきものがあるとするなら、それは「いい人に囲まれる才能」ではないかと思います。わかりやすいフレーズを使うなら、「仕事運」や「金銭運」はどうだかわからないけど、「人運」だけは人一倍強いのではないか、と。

もっとも、僕は占いや迷信を信じているわけではありませんし、自分を成長させてくれた方々との出会いを「運」のひと言で片づけることには、若干の抵抗を感じます。とはいえ、人とのめぐり合いについて、「運」以外にどのような要素があるのか。どうして自分は、こんなに素晴らしい方々との出会いに恵まれてきたのか。

考えても考えても、なかなか答えが出てきませんでした。
 

仕事でいちばん大切な 人を好きになる力
著者= 岩瀬大輔
講談社 / 定価1,404円(税込み)

◎内容紹介◎

2011年に発売され、現在17万部を超えるロングセラーになっている『入社1年目の教科書』の筆者が、テーマを人生全般に拡げた「人生を豊かにする教科書」を書き下ろし。ビジネスにおいて、何より大事なのは「人に恵まれる才能」。それは各個人の「人を好きになる力」を磨くことの賜物である。良好な対人関係とは、いつも自分発の「好き」から始まる。本書では、筆者が人と接するときに心掛けている大原則から、自分に課している具体的な対人関係のルールまでをわかりやすく紹介していきます。

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