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2014年04月12日(土) イケダ ハヤト

福岡人は「福岡っていいところだね」と言わせるために全力を注ぐ---福岡テンジン大学学長・岩永真一氏に聞く【後編】

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福岡の市民大学「福岡テンジン大学」の学長・岩永真一さんにお話を伺いました。福岡在住の方・移住したい方はもちろん、そうでない方、要するに誰にとっても興味深いインタビューの後編をお届けします。

「自分を育ててくれたのは本業の会社での仕事ではなく街だ!」と思った---福岡テンジン大学学長・岩永真一氏に聞く【前編】

まずは継続し、アクションを起こす人材を増やす

イケダ: テンジン大学は、課題としてどういうことが挙げられますか?

岩永: テンジン大学としての課題は、継続していくことだと思っています。たとえば、いま授業に来ている人は場の消費をしに行きているんだけです。けれど、その接点が蓄積して臨界点を超えると、「自分もやりたい」という思いに変わるんですよ。

「自分もやりたい」、という出口のひとつとして、テンジン大学のスタッフになるということでもあったり、街に対して何らかのアクションを起こす人が増えていってほしいなと思っています。なので、まずは継続することが大事だと思っています。

あとは、そこまでは困っていませんが、そのためには資金調達が必要ですね。もう少し稼いで余裕がちょっとほしいな、という状態ではありますね。という点では営業活動も課題になりますね。

イケダ: まちづくりの秘訣を伺えた気分です。テンジン大学としてではなく、福岡市の街としての課題ってなにかありますか?

岩永: 街としての課題は、人口がちょっと増えすぎている点ですね。理想としては100万人くらいが居心地いい都市だと思うんですよ。人口が増えすぎて、ちょっと統制が取れにくいな、と。

街として、東京のような工業で発達した街より、札幌と福岡のような商業の街の方が住みやすいと言われていますが、それにしてもバルセロナなどの世界的な商業都市と比べると人口が多すぎて統制が取れなくて、そこに力のある市長がいたとしても反対勢力が大きくなってしまう。どうしてもそれに無関心な層や行き届かない層が出てきてしまいます。

参考: 福岡市の人口が150万人を突破しました!(2013年12月現在)

イケダ: 人口の問題はすごく難しいですよね。観光客にせよ何にせよ、増えすぎるとそれはそれで問題が起きてしまいます。

岩永: 福岡市は入れ替わりが本当に激しいんですよ。東京もそうなんでしょうけれど、福岡は地方都市でありながら、10年以上福岡市民でいる人が50%もいないんですよ。

イケダ: そんなに入れ替わってるんですか!

岩永: 福岡は合計7行政区あるんですが、5年以内に転居している人は、全区平均で4割です。区から区に移る人もいるので、それは市としては動いていないことになりますが、全員が市街に出ると考えたら、数十年で福岡市民がいなくなるんですね。

イケダ: なんともはや、すごいエコシステムですね。

岩永: 純粋に生まれてからずーっと福岡市民という人は本当に少数派なんです。

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