オバマ大統領「国賓での来日」の見返りはTPP交渉で「牛肉関税引き下げ」
オバマ大統領の国賓としての来日は、ハーグの密談で最終決着!?                           photo gettyimages

バラク・オバマ米大統領はミシェル夫人を伴い4月23日夜、エアフォースワン(大統領専用機)で羽田空港に降り立つ予定だ。国賓として2泊3日東京に滞在することになる。

ただし、24日早朝来日の可能性もあり、その場合は1泊2日になる。国賓での米大統領の来日は1996年4月のビル・クリントン大統領(当時)以来、18年ぶりとなる。

2泊3日か1泊2日か

同日午前10時30分から首相官邸で安倍晋三首相との日米首脳会談が行われ、その後、共同記者会見が予定されている。同日午後7時には皇居で天皇、皇后両陛下主催の宮中晩餐会が催される。

ホワイトハウスは2月12日(現地時間)、オバマ大統領が4月下旬に日本、韓国、フイリピン、マレーシア4ヵ国を公式訪問することを発表した。

この発表前の当初予定には訪問国に韓国が入っていなかった。だが、韓国の朴槿恵政権はオバマ政権要路だけでなく米議会、元政府高官などに想像を絶するロビイングを行い、急きょ韓国訪問を付け加えることに成功したのだ。

割を食ったのは日本だった。

昨年秋以来、ワシントンの在米日本大使館(佐々江賢一郎駐米大使・1974年外務省入省)はホワイトハウスに国賓として2泊3日の日本訪問を働きかけていた。

一旦は奏功したかに見えただけに、韓国訪問が追加されて東京滞在が1泊2日に短縮された時の官邸・外務省の受けた衝撃は測りしれないほどのものだった。

それでも日本側はこの間、佐々江駐米大使がホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のエバン・メデイロス・アジア上級部長との接触を重ねるなど、オバマ大統領の国賓での来日には天皇との会見や宮中晩餐会などの行事が不可欠であり、2泊3日の東京滞在を強く働きかけてきた。

が、オバマ大統領自身が実務優先の慣例に固執しない考えであることもあって、色よい返事をもらえないでいた。

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