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独占告白 横田さん夫妻と孫(キム・ウンギョンさん)感動の対面で明かされた「めぐみさん新情報」
〔PHOTO〕gettyimages

やっぱり娘は生きている

一人の若い女性が歴史の扉をこじ開けることだってある。横田めぐみさんと韓国人拉致被害者の娘、26歳のキム・ウンギョンさんは、長年の日朝間の懸案である拉致問題解決のキーパーソンになるのか。

「めぐみとよく似ていた」

「ウンギョンさんは、早紀江と並んでみたら、ほぼ同じくらいの背丈に成長していました。顔つきも、以前テレビで見た時は面長でしたが、今回は私の妹たちに似た丸顔でした。

ウンギョンさんが連れてきた娘は、まだ生後10ヵ月だそうで、赤ちゃん用の車輪がついた歩行器に乗って、自分の足で元気に走り回っていました。抱き上げると重みがあって、小さい頃のめぐみを思い出しました。めぐみも赤ちゃんの時は体重が重くて、なかなか立てずに膝をついて歩いていたからです」

横田滋さん(81歳)は、本誌の取材に、顔をほころばせながら、よどみなく答える。
早紀江夫人(78歳)も喜々として付け加える。

「今回の対面をとても嬉しく思っています。あちらの家族が皆、元気だったので安心しました。ウンギョンさんはめぐみとよく似ていて、何とも言えない幸福な気持ちになりました」

本誌記者は、約15年にわたって横田夫妻を取材し続けてきたが、これほど心が浮き立った二人の様子は初めてだ。

横田滋・早紀江夫妻が、ついに孫娘のキム・ウンギョンさん(26歳)と感動の対面を果たした。二人の娘である横田めぐみさんは、'77年に13歳で、新潟から北朝鮮に拉致されたが、'02年9月に小泉純一郎首相が訪朝した際、「すでに'93年に死亡している」と北朝鮮当局が発表。後に死亡年を'94年と訂正し、'04年には偽の遺骨まで出してきた。

めぐみさんに代わって、北朝鮮当局が公開したのが、めぐみさんの一人娘である'87年生まれのウンギョンさんだった。そのウンギョンさんが今回、夫と娘を連れてウランバートルにやって来たのである。

滋さんが続ける。

「以前から(孫のウンギョンさんに)会いたいという意向は政府の人に伝えていましたが、面会が決まったのはつい先日のことでした。モンゴルへは3月10日から14日まで行き、外務省の通訳と、他の二人の日本政府の人が同行してくれました。

10日夜、ウランバートルへ着くと、空港から車に乗って、4階建てのホテルのような建物に連れて行かれました。私たちが到着すると、ピンクのチマ・チョゴリを着たウンギョンさんが出迎えてくれたのです。

その日はもう遅かったので、私たち夫婦は3階へ通されて寝ました」

翌11日から13日まで、丸3日間にわたって、水入らずの「交流」が続いた。日本側は横田夫妻と外務省の通訳の3人、北朝鮮側はウンギョンさんとその夫、10ヵ月になる娘、それに通訳の若い男性の4人だったという。

「途中、私たち夫婦は一度だけ、観光名所(ウランバートルの北東50kmにあるテレルジ国立公園内の『亀の岩』)に車で案内されました。それ以外は3日間、ずっとウンギョンさんの家族と、どちらかの部屋で一緒に過ごしたのです。

ウンギョンさんは、赤ちゃんが生まれた時からの写真を見せてくれましたが、元気ですくすく育っているので安心しました。

ウンギョンさんとご主人は、大学(金日成総合大学IT学科)の同級生だったそうです。ご主人は、赤ちゃんが泣き出すとすぐあやしたり、歩行器に乗せて遊ばせたりしていました。彼が子供を愛している姿がひしひしと伝わってきて、ウンギョンさんはいい男性と結婚したなと思いました」(滋さん)

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