政治


財政再建なき消費増税導入で国民負担極大化の悪循環が始まる
消費増税による景気落ち込みの対策で、バラマキ予算を組んだが・・・           photo gettyimages

この数か月、講演のたびに多くの方から質問を受けたが、今日(4月1日)からス
タートした17年ぶりの消費増税が、リーマンショック後の景気の回復・拡大傾向にピリオドを打つと懸念している人は多いのではないだろうか。

本来の目的をタナ上げしている消費増税

実際のところ、駆け込み需要の反動を深刻とみるエコノミストは少なくない。この四半期(4~6月)の成長率が前期比年率でマイナス4.1%に落ち込むとの調査をまとめたシンクタンクもある。

政府は、2013年度の補正予算を組んだのに続き、2014年度予算の歳出規模を過去最大に膨らませて景気を下支えする構えだ。

来秋実施予定の2度目の消費増税の正式決定を今秋に控えているため、景気の腰折れは断じて起こせないというのである。

しかし、消費増税のそもそもの最大の目的は、財政再建だったはず。それにもかかわらず、増税のたびに予算をばら撒いていたのでは、本来財政再建に充てるはずだった財源を失い、再び増税が必要になるという悪循環に陥りかねない。

果たして、短期間に2度の税率引き上げを行う今回の増税は、良策だったと言えるのだろうか。