沼口麻子の「サメに恋して」
2014年03月27日(木) 沼口 麻子

すべての人は潜在的にサメが好き!? 人食いモンスターでは決してない「真」のサメの魅力を知ってほしい

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シロワニというサメと筆者

微睡む中、なんとなく首もとにむず痒さを感じ、さすりながら寝返りを打った。ああ、またやられたと思いながら、布団の中で手の平についた血の量を確認し、首もとの傷の大きさを推測し、微笑む。

この日はオオメジロザメという種類のサメの歯のネックレスをつけていた。歯の形は、一辺が25mmほどの正三角形。その二辺に鋸歯(きょし)と呼ばれるノコギリの歯のようなギザギザがついている。夜中に寝返りでもうったときに、歯が横滑りして私の首もとを切ったのだろう。

サメの歯はお守りになるとも言われており、私は基本的にはサメの歯のアクセサリーは24時間外さないことにしている。よって、しばしばカミソリのように鋭いサメの歯による傷で、首もとを血まみれにして目覚めるのだ。

これと同じタイプの歯を持つイタチザメは、ウミガメの甲羅をも真っ二つにしてしまうほど鋭利の歯を持っている。朝起きると、首もとが血まみれになっているのは、サメ好きにとってはさして珍しいことではない。だが、サメの歯の鮮やかな切れ味には、いつも惚れ惚れしてしまう。

イタチザメのアクセサリー 提供:宮古島海工房
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