[虎四ミーティング~限界への挑戦記~]
村主章枝(フィギュアスケーター)<後編>「日本らしさの追求」

スポーツコミュニケーションズ

日本の良さを伝えたい

二宮: これから磨きをかけたい部分、新しい村主像としてイメージしているものや、チャレンジしたいことはありますか?
村主: 今回のソチ五輪でも選手たちの演技を見て、勇気をもらったかたがたくさんいたと思います。私の演技を見て、「今日は心が洗われた」「明日の生きる糧になった」と思ってもらえるようなものを私も発信していきたいですよね。今の時代、仕事などで時間に追われる中、明るい気持ちになれない方が、すごく多いと感じるんです。そういう中で少しでもポジティブな感情を生み出すお手伝いをできたらいいなと思いますね。

二宮: フィギュアスケートはスポーツとしてのコンペティションでもあり、ショーとしての作品でもあるという2つの要素を持っています。村主さんにとって、フィギュアスケートとは?
村主: 一番いいところはメッセージを伝えられるということだと思うんですよね。スポーツで作品として、表現できるものは多くないと思うんです。だからこそ、私はこの競技にすごく惹かれています。2020年には東京五輪・パラリンピックがあります。そこで大事になってくるのは、日本の文化をどう世界に伝えていくか。20年は夏季五輪なのでフィギュアスケートは行われませんが、それまでにメッセージを届けることはできるはずです。そこは自分の中で取り組んでいくべきことだと、すごく思うんですね。

二宮: アンバサダー的な役割を果たしたいと?
村主: そうですね。私はスケートしかできないので、それを使って表現したいなと。昨年、ちょうど外宮の宮殿が移動していた時期に伊勢神宮に行ってきました。境内を歩き回って、ヘトヘトになっていたのですが、最後に宮殿の近くへ行った時には“日本人で良かった”と思ったんです。空気がすごく澄んでいて、都会にいるのと全然違いました。ただ、そこで宮司さんとお話をした時に、宮殿を移動するごとに日本が疲弊しているかどうかが分かるとおっしゃっていました。たとえばヒノキが同じ質のものが採れなかったり、着物を染めるためにクチナシを使っても同じ色が出ないんだそうです。それは土の質が悪くなっていて、ヒノキやクチナシが疲弊してしまっているということだと。

二宮: 日本全体の気が悪いということなんでしょうか……。
村主: 本当に大事にしないと、いつか日本がなくなってしまうという危機感を感じましたね。だからこそ、20年の東京五輪・パラリンピック開催はすごく意味があることだと思うんです。日本の文化というものを伝える。そのお手伝いを私もできたらなと思っています。

(おわり) 

☆対談ダイジェスト動画☆ 

村主章枝(すぐり・ふみえ)プロフィール>
1980年12月31日、横浜市出身。6歳でフィギュアスケートをはじめ、97年の全日本選手権では16歳の若さで初優勝した。その後、01年からの3連覇を含む5度の制覇。02年ソルトレイクシティ五輪では日本人トップの5位入賞を果たす。02、03年と世界選手権2大会連続銅メダルを獲得し、03年にはISUグランプリファイナルを制し、日本人初の優勝を成し遂げた。06年トリノ五輪では4位に入り、2大会連続の入賞を果たした。同年世界選手権では銀メダルを手にした。昨年7月、Kappaスケート部の所属第1号の選手となった。

☆本日の対談で食べた商品☆
とろ~り3種のチーズ牛丼


 2月26日より、とろ~りチーズソースを使用した「とろ~り3種のチーズ牛丼」を発売いたしました。
 すき家の人気商品である「3種のチーズ牛丼」をさらにブラッシュアップした商品です。
 チーズソースがとろけた状態でお客様へ提供されるため、甘辛く煮た牛肉とよく絡み一口食べればチーズのまろやかさが広がります。最後にパセリをトッピングして見た目も鮮やかに仕上げました。
 お好みで別添えのタバスコを加え、「とろ~り3種のチーズ牛丼」をぜひお試しください。

※こちらの商品はお持ち帰りもできます。
※タバスコも一緒にご提供します。

>>詳しくは「すき家」のサイトへ!

(対談写真:金澤智康、構成:杉浦泰介)

協力:ゼンショー