経済の死角
2014年03月25日(火) 石田和靖

ついに動き出した中央アジアの北朝鮮、トルクメニスタンの天然ガス輸出計画

コーカサス地域の新金融センター「BAKU White City」 (写真はすべて筆者提供)

文/ 石田和靖株式会社ザ・スリービー代表取締役)

カスピ海を中心とした様々なインフラ計画

カスピ海およびカスピ海沿岸国から、アジアと欧州へ向けた天然ガス輸出計画が急増し、沿岸国への投資も活発化している。3月11・12日の2日間にわたり、フォーシーズンズホテル・バクーで開催された英エコノミスト主催のアゼルバイジャン投資サミットのテーマは、"2020 and beyond; accelerating economic development"であった。

「2020年以降、さらに経済発展を加速させる国」というタイトルが示す通り、ユーラシア大動脈のハブ的存在でもあるこの国の巨大プロジェクトはすべて2020年をデッドラインとしており、2020年以降、非常に大きな未来に向けて、この国の経済成長はより一層加速されていくことが予測されている。

世界中の金融機関がバクーに集まったこの投資サミットでは、「通信とエネルギーを軸をした国際ハブ戦略で急速な経済発展を遂げるこの国は、2020年以降ターボエンジンを搭載することになる」と伝えられ、国際プロジェクトである国連64号採択のユーラシア超高速情報通信網「TASIM」、ユーラシア東西エネルギー回廊「EOTC」など、カスピ海を中心とした様々なインフラ投資がますます注目を浴びることとなった。

また3月14日には、アゼルバイジャン/トルコ/イラン3ヵ国の外相による会談が行われた。トルコ東部のワンで開かれたこの会合では、様々な分野における「地域協力3ヵ年計画」が合意に至ったという。3国の外務大臣は、アゼルバイジャン/トルコ/イラン共同による3ヵ年計画の必要性を強調。エネルギー、運輸、文化、観光、技術に関する意見交換が行われ、今後3年の間に様々な計画が実施されることを声明として発表した。

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