小川未来『就活事変』
2014年03月26日(水) 小川 未来

学生フリー編集者、就活で「働く」を見失い、「俺を見てくれ」と叫ぶ!

就活という規格におさまらない学生たちの革命前夜

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「ジャネット・イエレンについて説明せよ」

筆者近影(証明写真)

「ぅゎぁ・・・」 思わず、小声で呻いてしまった。

先日、とある大手企業の採用筆記試験に臨んだところ、こんな問題が出たのだ。ぼくは微塵もわからなくて、なぜか怒りがこみあげてきた。分からない自分への憤りもあるが、「こんな問題、出すのかよ」という逆ギレで頭がいっぱいになったのだ。

他の問題も似たようなものだったので、とりあえずその場は途中退室させてもらった。

「社会、なめてるのかなあ、俺」

割りきって途中退室したつもりが、結局胸の中はぐるぐるし続けていた。

とりあえず電車に乗る前にジャネット・イエレンはググって、なるほど、10秒で把握。

なぜ知識を問うのだろう。そんなの、webを使えばわかることだ。仕事で必要なことなら調べます、覚えます。でも就活で大事なのは、ぼくが何者で、そのインプットをどう活かす人間なのか、ということじゃないのか。

ぼくを知ってほしい。人を見ようとする採用が少なすぎる。企業・学生、双方の幸せなマッチングを目指すのが、就活(採用)のはずだ。それなのに、ただ良い歯車が欲しい企業や、安直に多数の企業にエントリーしまくる学生達がいる。

だから、「面接必勝テキスト」「2014年の基礎教養ガイド」が象徴するような、画一的「就活お受験」体制ができあがる。ほんとうに、もうやめてほしい。ちゃんと、ぼくという人間を見てほしいのだ。

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