スポーツ

意地とプライドが交錯するヤンキースのベンチ裏「老いた虎」イチローと「昇り龍」田中将大天才は並び立たず

2014年04月06日(日) 週刊現代
週刊現代
〔PHOTO〕gettyimages

日本の誇る天才二人が、ベテランそしてルーキーとしてヤンキースでプレーする。歳の差は15、年俸格差は3倍。勢いの差は明らかだが、老兵に静かに去る気はない。龍虎の戦いはもう始まっているのだ。

近未来のエースと控え

「遅えんだよ」

ヤンキース入りを決めた2~3日後、挨拶の電話をしてきた田中将大への、イチローの第一声がこれだったという。

「冗談だったのかもしれませんが、大人気ないですよね。かつての川崎宗則や松坂大輔のように、自分に尻尾を振ってこない田中が腹立たしかったのでしょうか……」(MLB関係者)

日本が誇る新旧の天才プレイヤーが、ヤンキースでチームメイトとなった。

かたや10年連続200本安打にメジャー年間最多安打記録、かたやシーズン24勝0敗。前人未到の記録を持つ二人が夢のタッグを組めば今年のヤンキースは敵なし—とファンの期待は高まるが、「残念ながら、ドリームタッグが誕生する可能性は限りなく低い」と夕刊紙デスクは言うのだった。

「まず、二人の立場が違いすぎます。イチローは今年が契約最終年。ジラルディ監督は『偉大なキャリアに敬意を表する』と言っていますが、現在は外野の5番手で、スタメンを獲りにいかねばならない立場。3Aにアルモンテという三拍子揃った若手有望株もいますから、序盤で不振に陥ると解雇される可能性すらある」

一方の田中は7年契約を結んだばかり。オープン戦の好投によって、早くも先発ローテーション3番手のポジションを確立しつつある、「近未来のエース」(現地紙記者)だ。

1
nextpage


Special Feature
最新号のご紹介