栄光はあまりに短く、儚かった 小保方晴子さんは、これからどうなるのか?

2014年03月24日(月) 週刊現代

週刊現代経済の死角

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「これ以上の恥の上塗りは、とりかえしのつかないほど日本科学界の信頼を失墜させる。けじめをつけるためには、笹井氏らだけでなく、理研の理事長であるノーベル賞受賞者の野依良治氏も表に出てきて、きちんと世界に向かって釈明しなければならない。そうでなければ事態収拾はありえないでしょう」

職を失い、借金が残る可能性

そうした際には当然、この大スキャンダルの中心、小保方さんによる説明も必要だろう。周囲の関与や不透明な経緯があったとはいえ、論文の「ファースト・オーサー」(筆頭著者)は、紛れもなく彼女だからだ。

小保方さんには今後、どのような処分が下るのか。前出の上氏が語る。

「論文の問題で、小保方さんは、博士号の学位を取り消されると思います。理研研究者には博士号が必要ですから、必然的に職も失うことになります」

理研ユニットリーダーを務めていた小保方さんの年収は、800万~1000万円程度と推定される。クビになればそれがすべてパーになり、新たな職を探さねばならない。

さらに小保方さんは博士課程の3年間、日本学術振興会から特別研究員として月20万円の研究費が支給されていた事実が指摘されている。学術振興会に問い合わせたところ、もし博士号が剥奪されれば「研究費の不正使用として計720万円の返還を要求する可能性もある」という。つまり、職を失うだけでなく、借金を背負うことになる恐れもあるわけだ。前出・ベテラン研究者は、こう話した。

「ここまで信頼を失ってしまうと、残念ながら、小保方さんはもはや研究者を続けていくことはできません。共同研究など怖くて誰もできませんし、仮に彼女が単独で新論文を発表しても、誰も相手にしない。大逆転があるとすれば、何らかの『奇跡』が起きて、STAP細胞の存在自体が証明されること。そうであって欲しいとは思いますが……」

たとえ姿を現さなくとも、汚名だけは科学界に永久に残ってしまう。釈明の余地がわずかでもあるなら、一刻も早く小保方さんの声を直接聞かせてほしい。

「週刊現代」2014年3月29日号より

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