アヴィーチーに、アイコナ・ポップも!スウェーデンが「音楽大国」になり得た理由

タイム(USA)より

2014年03月16日(日)
DJ界の貴公子、アヴィーチー(左)をマドンナは2012年に"先物買い"〔PHOTO〕gettyimages

スウェーデンの音楽産業の輸出額は約1億3500万ドル(約137億円、2011年調べ)。これは米国と英国に次ぐ数字だ。人口一人当たりに換算すると「世界一」であり、正真正銘の音楽輸出大国といえる。

1970年代にABBAが世界を席巻し、以降もカーディガンズら世界的にヒットを飛ばすアーティストをコンスタントに輩出。そして、いままさに黄金期を迎えている。アヴィーチーやアイコナ・ポップなど、世界的にブレイクするアーティストが続々登場しているのだ。ジャスティン・ビーバーやテイラー・スウィフトといった、米国のミュージックシーンを牽引する歌手の多くもスウェーデンの作曲家に楽曲制作を依頼している。

同国はなぜ、こんなにも多くのスターやヒット曲を生み出してきたのか。

理由の一つとして挙げられるのは、スウェーデンが芸術への支援が手厚い国だということだ。アーティストやレーベルは、公的機関からレコーディングやツアーの費用、さらには生活費まで支給を受けられる制度がある。

タイム(USA)より

また、音楽の英才教育を推進するプログラムも充実している。音楽鑑賞は幼稚園の必修科目とされ、自治体は安いレッスン代で子供たちが通える音楽教室を運営。楽器の貸し出しも行う。

そしていま注目を集めるのは、有名ソングライターが創設した音楽専門学校「アカデミー・オブ・ミュージック・アンド・ビジネス」だ。目まぐるしく変化する時代に活躍できるアーティストを育てることを目的に、昨年開校した。同校は生徒一人当たり年間1万3000ユーロ(約180万円)の助成金を政府から受け取っている。新たなるスターの誕生が待ち遠しい。

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