白河桃子×ぐっどうぃる博士 ~少子化危機突破対談~
【第2回】「正しい知識は、当事者に不安を生んで結婚に導きます」

[左]白河桃子さん(少子化ジャーナリスト)と、[右]ぐっどうぃる博士(恋愛カウンセラー)

【第1回】はこちらをご覧ください。

まずは異性の目の前に立つことが大事

白河桃子(以下、白河): 次の議題にいってもいいですか? まずは「恋愛のメカニズム」から。

ぐっどうぃる博士(以下、博士): はい。重複する話もあると思いますが、どうぞ。

白河: 今、人為的に恋愛を起こさせようとしているわけですよ、地方の婚活の人とかが。どうやったらそんなことができるのかというと、まず1つは、さきほど言った「環境」を人為的につくることですよね。若い男女を、若くなくてもいいですけど、小さな箱の中に放り込む。

博士: 『羊たちの沈黙』という映画の中で、ハンニバル・レクター博士が「人は毎日見ているものを欲望の対象にする」みたいなことを言うシーンがあります。僕はその通りだと思いますね。

白河: 毎日見ていると逆に飽きたりしないものですか?

博士: 例えば、何でしょう・・・。

白河: 奥さんとか(笑)。

博士: ああ、それで言うと、「人は手に入ったもの」に対して興味を失うんですよ。先ほど言った、手に入りそうで入らないものに興味を持つ。手に入ったらやっぱり興味を失う。

その話とはまた別ですが、よく婚活とか恋活をしようといって、まず条件を探すじゃないですか。たとえば、年収400万以上とか、きちんとした仕事についているとか、そもそもこれって、恋愛として自然なことじゃないんですよ。

白河: 条件から入っちゃダメ、ということですよね。

博士: 目の前に魅力的な異性がいて、いつの間にか惚れている、というのが自然な恋愛です。

白河: まず目の前に立つことが重要なんですね。

博士: そうなんです。今日、健康診断が終わったあとラーメン屋さんに入ったんですけれども、そこでメニューの写真を見て食欲が湧いたんですね。だから、僕はわざわざ「食活」をしようなんて思わないわけです。例えが変ですが、そういう意味で、まずは何かを見る必要がある。

僕はよく30人ぐらいのセミナーを開いたりするんですが、婚活をしていない、できていない女性たちの多くは、そもそも新しい男性に会っていないんです。韓流スターが好きだという40歳の女性がいて、彼女はここ10年、毎日のようにそういうDVDは見ているものの、リアルな男性には会っていない。韓流スターにしか会っていないなら、韓流スター以外を好きになりようがありません。

レクター博士の言う通りで、毎日リアルな人に会っていると、『羊たちの沈黙』の場合はそれを殺してしまうんですが、そこに欲望の対象が生まれるわけですよ。

白河: 会社とかはまさにそうですよね。

博士: そうです。婚活をやめたら結婚できた、恋活をやめたら恋ができた、というのは1つはそれです。

白河: 条件で見なくなるんですね。

博士: やめた瞬間、目の前に食事が置いてあって、ただ食べたくなって食べたということでしょう。

白河: 条件で探すのが婚活だなんて私は一言も言っていないのに、なぜみんなそっちに向かって暴走しちゃたのかなあ。

毎日リアルな人に会うと好きになる、か。なるほど。じゃあやっぱり、一過性の出会いである婚活パーティーはあまり意味がないということですか?

博士: いや、それが、そうでもないんです。

実は途中までしか言っていなかったと思いますが、異性を見るときの視点には4つあって、1つ目が「性的な視点」ですね。それがさっき言った見た目とか、そういうこと。2つ目は「パートナーとしての視点」で、それがさっき言った居心地がいいとか悪いとか、そういうことです。

3つ目は「結婚相手としての視点」。男性が女性を見る場合は、実年齢、経済観念があるかどうか、家庭的であるかどうか、というようなことです。逆に女性が男性を見る場合は、年収、職業の安定性、そういったことです。

で、4番目が、「自分の自由を邪魔しないかどうか」ということなんです。例えば、長男と結婚したら後々大変なことになるとか、あるいはもっと単純に、毎日の小遣いを削られるのが嫌だとか。恋人同士でもそれは生じるんですけれどね。

つまり、人それぞれ、その人がどんな魅力を持っているかによって、行くべき場所が変わってくるんですよ。婚活パーティーとか、お見合いパーティーとか、そういうパーティーは一瞬しか会わない場所ですから、そういう場所ではやはり、見た目がとても重要になってくるんです。

白河: 見た目の性的魅力を持っている人には向いている、と。

博士: そうです。そういう人はそこに行けばいい、と僕は思うんです。沢尻エリカのような、見た目は綺麗だけどワガママで男を振り回しそうなタイプは、職場ではなかなか見つからないけど、パーティーでは見つかるんです。一方で、あまり性的魅力を持っていない人はそういうパーティーには行かないほうが逆に効率的であろう、と思うわけです。

ですから、その4つの視点でお互いがお互いを見ていることを知って、自分に向いた場所に行きなさい、というのが僕の考えです。

白河: 自分に向いた婚活の場所を探しなさいということですね。

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