経済の死角
2014年03月11日(火) 石田 和靖

サスティナブルな社会の大いなる実験場、アラブ首長国連邦「マスダールシティ」

マスダールシティの街並み。自然の風が還流するように設計された建築が多い(写真はすべて筆者提供)

文/ 石田和靖株式会社ザ・スリービー代表取締役)

「原油に替わる新しい経済モデル」の構築

先日、アラブ首長国連邦のアブダビに到着した。この記事はアブダビから書いている。こちらでのテストマーケティングを兼ねた視察旅行で、毎日18万人もの買い物客が訪れる世界最大のショッピングモール「ドバイ・モール」のスーパーバイザーとの勉強会・商談会、そして施設見学会などを行う予定だ。今回はアブダビのフラッグキャリア、エティハド航空EY0871便にてまずは、アラブ首長国連邦の首都アブダビ国際空港に降り立った。これからドバイへと向かう。

アブダビ国際空港と言えば、その空港のすぐ隣にあるのが、石油・天然ガスなど化石燃料を一切使わないゼロカーボン都市「マスダールシティ」だ。世界有数の原油埋蔵量を誇るアラブ首長国連邦のアブダビが、石油を"一滴も"使わないことを宣言している計画都市だ。アラブ首長国連邦も石油に変わる新たな経済モデルの構築に急いでいる国のひとつであるし、世界にはアブダビのマスダールシティを参考にしたプランも多い。

新興国の経済成長と人口増、そして代替エネルギーの低価格化、シェール革命等が一気に動き出し、いずれやってくるであろう「原油のピークアウト」に危機感を持った湾岸産油国は、「原油に替わる新しい経済モデル」を急ピッチで構築中だ。アブダビにとって数あるプランの中のそのひとつが、ゼロカーボン都市「マスダールシティ」なのだ。

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