蓮舫レポート

いよいよ成立!
私が「子供手当」に賛成した理由

2010年03月27日(土) 蓮舫
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 「子ども手当法」が26日に成立しました。

2010年度に限定して月1万3千円を支給する子ども手当は、4月から受給手続きが始まり、6月から支給されるようになります。

 自分たちが「子ども手当」をつくった原理原則は、「すべての子どもたちを等しく見守る」ということです。

 それに対して、
「年収制限をして、裕福な家庭に配るお金を低所得層に回せば、より多くのお金を困っている家庭に配ることが出来るじゃないか」
  という意見もあります。

 これは正論のよう聞こえますが、ムリなんです。

理由のひとつに、たとえば自営業者の所得を正確に把握するのが、日本では実のところすごく難しいことがあげられます。それをきちんと調査するだけで財源がすごく要るんです。5000億円~1兆円要ると思います。

 残念ながら、虐待の比率と親の年収200万円以下の貧困率が比例してるんです。ここは関連性があると私は断ぜざるを得ない。ですから、ここには早急に手をつけなければいけない。

 それが子ども手当なんです。

 今すぐ子ども手当を差し上げれば、今まさに殴られて死ぬかもしれない、あるいは相対的貧困や経済的原因によって、ごはんを食べさせてもらえない子どもたちが、毎月1万3000円の「子ども手当」が行くことによって、家庭の食卓を取り戻すことができるかもしれない。この効果はすごく高いと私は思っています。

 もっといえば、年収制限を入れる事務手続きをし、所得を把握して、この子ども手当を差し上げるのを、1年も2年も事務的にずらせるような状況に今、日本はないんです。それだけ貧困家庭が増えてきている。

 もうひとつに、今年は収入が高くてもいつ職を失うかわからないような、不安定な雇用環境が広がっていることがあげられます。

 もし失業したり倒産したりしたら、前年度の収入に応じて課税がされますから、そのことによって子どもに回すべき教育費であるとか、あるいは被服費であるとか、食費というものが大幅に制限されざるを得ない家庭も増える。

 去年までは豊かだったのに、という子どもの思いとか家族の思いがあって、よりハイリスクな虐待が起きる可能性が多い。普通の家庭が、そうした危険な家庭カテゴリーに入らざるを得ないところも私はあると思っています。

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