磯山友幸「経済ニュースの裏側」

ハイヤー配車の米ベンチャー「Uber」は、日本のタクシー業界の「サービスの黒船」となる

2014年03月05日(水) 磯山 友幸
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Uberの会見に出席した日本法人の塩濱剛治社長(左から2人目)。元ソニーCEOの出井伸之氏(同3人目)は「ユーザーに便利なものは普及する」と後押し

「ウーバー(Uber)は黒船ではありません」

ハイヤー配車ベンチャーの米ウーバーが3月3日、東京でのサービスを本格スタートさせたが、その発表会見で挨拶した在日米国大使館のアンドリュー・ワイレガヤ商務公使はこう力説した。

「スマホで配車」東京が81都市目となる「業界の破壊者」

ウーバーの配車サービスは、スマートフォンでハイヤーを呼び、目的地までの料金が事前登録したクレジットカードで決済される仕組み。2010年に米国サンフランシスコで始まったが、瞬く間に世界主要都市に広がり、今回の東京で31か国81都市となった。

これまでも各国で既存のタクシー会社とぶつかっており、日本でも事前の報道で「タクシー業界の破壊者」などと紹介されてきた。折しも日本ではタクシー台数の規制を強化する「タクシー減車法」が施行されたばかり。ワイレガヤ氏の発言は、なるべく業界を刺激したくないという思いが透けてみえた。

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