賢者の知恵
2014年03月05日(水) 週刊現代

スクープレポート あなたは何も知らずに食べますか 微生物で作られる「かつおだし」 黒い着色料で色づけする「醤油」 半分は水でできている「ハム」

週刊現代
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〔PHOTO〕gettyimages

見た目は「本物」、中身は「別物」がスーパーにはいっぱい並んでいた

スーパーで買い物をするとき、「値段」を基準に選んでいる人は要注意。その食べ物、「ニセモノ食品」かもしれません。見ただけでは絶対にわからない、食品の本当の作り方を徹底的に調査しました。

安さを追求しすぎた

解凍した魚を「鮮魚」、紙パックに入ったジュースを「フレッシュジュース」とするのはOK。でも、サーモントラウトを使った弁当を「シャケ弁」と表示してはいけない—昨年、相次いで発覚した食材の表示偽装問題を受けて、消費者庁がまとめたメニュー表示のガイドライン案の一部だ。あまりにわかりにくく現場の混乱を招くとして、いま、見直しを余儀なくされている。

だが、この表示偽装騒動、「どのように表示するか」だけが問題なのだろうか。生物学者で青山学院大学教授の福岡伸一氏は、こんな指摘をする。

「(エビチリなどに使う)バナメイエビを芝エビと表示していたのは、どうせわからないだろうと消費者を軽視して騙していたのでしょう。不都合なことは表示せず、売りになることはウソでもアピールする、こうした風潮は問題です。

『安さ』が食品の価値基準となった現代では、食を作り出すプロセスに見えない部分が多くなりすぎた。だからこそ、それをいいことに偽装問題が起きたのです。この点もきちんと考えるべきではないでしょうか」

そもそも私たちは、自分たちが口にしている食品に何が材料として使われ、どのように作られているのか、知らなすぎである。

たとえば、あなたが牛肉だと思って食べているものが、じつはまったく違う別物だったということも、あり得るのだ。

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