この著者に聞け
2014年02月26日(水)

岸見一郎×古賀史健【第1回】今こそ求められる「承認」ではなく「貢献」によって自分の価値を実感する勇気

『嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え』

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著者の古賀史健氏と岸見一郎氏

フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称されるも、これまで日本であまり知られることがなかったA・アドラー。彼の思想を1冊に凝縮した『嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え』(ダイヤモンド社)が10万部を突破し、大きな話題を呼んでいる。アドラーの思想とはどういうものなのか? 100年の時を越えたいま、なぜ彼の思想が求められているのか? 同書はどのようにして世に送りだされたのか? 著者である岸見一郎氏と古賀史健氏が語り合う---。

10年越しでようやく実現した企画

---まず、この本の成り立ちについて教えてください。

古賀: じつはこの本、10年越しの思いが実現した1冊になります。というのも、僕は1999年に岸見先生が書かれた『アドラー心理学入門』を読んで、世界がひっくり返るような衝撃を覚えたんですね。

もともと哲学や心理学が好きで、フロイトやユング関連の心理学もたくさん読んでいたのですが「話としては面白いんだけど、どこか納得できない」という気持ちが拭えませんでした。その納得できない部分に明確な答えを与えてくれたのがアドラー心理学です。それ以来、「いつか必ず、岸見先生と一緒にアドラー心理学の決定版となるような本をつくる」と心に決めていました。

岸見: あとでその話を聞いてとても驚きました。

古賀: 実際、『アドラー心理学入門』を20冊以上買って、友人や編集者たちに配り歩き、企画の持ち込みもしました。でも、アドラーの考えって心に刺さる人とそうでない人が両極端に分かれるんですね。それでようやく「やろう」といってくれたのが、今回編集を担当してくれた柿内芳文さんだったんです。

嫌われる勇気-自己啓発の源流「アドラー」の教え
岸見一郎、古賀史健著
(ダイヤモンド社)

本書は、フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。
欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。
この世界のひとつの真理とも言うべき、アドラーの思想を知って、あなたのこれからの人生はどう変わるのか?もしくは、なにも変わらないのか…。さあ、青年と共に「扉」の先へと進みましょう---。

 

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