女性ポップスターたちがキティに夢中になる"本当の理由"

ブルームバーグ・ビジネスウィーク(USA)より

2014年03月03日(月)
〔PHOTO〕gettyimages

昨年11月、レディー・ガガは新作『アートポップ』の宣伝のために来日した。そして、ブロンドの髪に貝殻ブラをまとったガガ風キティちゃんと楽しそうに撮影をした。ガガの他にも、ケイティ・ペリー、ニッキー・ミナージュといった米国人アーティストたちが、こぞってキティ好きを公言している。アヴリル・ラヴィーンにいたっては、「ハローキティ」というテクノ・ポップ調の曲を歌っているくらいだ。

だが、女性ポップ・アーティストたちが、純粋にキティの大ファンだと考えるのは早計である。これは、抜け目のないビジネス戦略の一環でもあるからだ。

ブルームバーグ・ビジネスウィーク(USA)より

現在、日本の音楽コンテンツ市場は約43億ドル(約4500億円)。人口は米国の40%に過ぎないが、その市場規模は昨年、米国のそれを上回ったという推計もある。日本の音楽ファンは、CD一枚に対し30ドル近く払うし(米国では18ドル程度)、海賊版対策が厳しいため、違法ダウンロードサイトも普及していない。米国のアーティストたちは、このオイシイ市場に食い込もうと、「丸顔ネコが大好きだ」と取材やパーティ会場で公言している。

日本の「カワイイ文化」好きのセレブたちのおかげで、ハローキティのライセンスを手がけるサンリオの業績は絶好調。キティには口がないが、世界でいちばん影響力の強い猫であることは間違いなさそうだ。

COURRiER Japon
2014年3月号

(講談社刊、税込み780円)発売中

amazonこちらをご覧ください。
楽天
こちらをご覧ください



最新号のご紹介

COURRIER最新記事
Ranking

「クーリエ・ジャポン」 毎月25日発売

More
Close