住谷栄之資 第3回 「単に『楽しく学習する』のではなく、楽しさのなかにこそ『学び』や『気づき』があると考えています」

撮影:立木義浩

第2回はこちらをご覧ください。

シマジ 住谷さんが何度もいっている「エデュテインメント(edutainment)」という言葉は、私の英和辞典には載ってないですね。

住谷 「エデュテインメント」というのは「エデュケーション(学び)」と「エンターテインメント(楽しさ)」を組み合わせた造語なんです。キッザニアでは、単に「楽しく学習する」のではなく、楽しさのなかにこそ「学び」や「気づき」があると考えています。

セオ うちの息子たちがまだ小学生のころ、東京のキッザニアに連れて行ったのですが、えらく興奮していましたね。ぼくも、パビリオンの数に驚きました。しかも子供サイズとはいえ、現実の約3分の2の大きさだそうですね。

立木 やっぱり、ある程度はお金をかけないと子供だって本気になれないよね。

住谷 参加する子供たちは約3分の2スケールの子供サイズの街のなかで医師、消防士、DJ、新聞記者、バスガイドなど、あらゆる職業を体験できます。たとえば自動車を運転したり、スポーツクラブで汗を流したり、参加型のアクティビティを通して「大人の役」になりきることができます。各パビリオンのなかでは、専門的なトレーニングを受けたスーパーバイザーが子供たちの体験をサポートします。

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シマジ もしわたしの子供時代にキッザニアがあったら、編集者なんかにならずもっと堅気な職業を選んでいたかもしれないね。

立木 それは無理じゃないの。シマジは生まれついての寝坊助だし、第一、あまりにも数字に弱すぎる。お前には編集者以外に生きる道はなかったと断言できるね。